2008年02月29日

海外生活(番外編)国際相続#1

海外ロングステイ以外にも相談が寄せられます。

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相続。

今回の依頼者は、日本在住のハーフの方、でも日本育ちで英語は話せません。

突然アメリカに住むお父様が亡くなったという知らせを、夜明け前の国際電話で知らされます。しかしその電話の中で、お父様が亡くなったということ以外、彼が理解できたことはありません。

彼のお母様は彼を連れ、今から30数年前に日本に帰国しました。日本語が達者なお父様はアメリカと日本を行ったり来たり、そういう生活を送っていたそうです。人の数だけその家族の形があります。

国際電話の一報の後、今度はびっしり細かい英語の書類が何枚も彼の元に届けられました。
何のことなのかさっぱり分からない、ただここにサインしてください、そういう文章の意味だけは分かる。
どうしたものか。

依頼を受けて、まずお話しをお聞きします。しかしパニックになっていて要領が得ません。当たり前です。訃報、英語、分厚い書類、誰でもそうなります。

彼が最も心配していることは、亡きお父様がお母様宛に毎月されていた仕送りのこと。事情があって日本の年金受給資格がない、お母様の今後の生活のこと、、、、。

分厚い書類、拝見します。ところどころ擦れてうまく読めません。しかしこれは相続申請書であることは分かります。そしてお母様と彼の代わりに、亡きお父様に所縁の方を遺産管財人にすること、そういう書類だろうと、確信します。

僕は、もう少し詳しいことを彼に尋ねます。お母様の身分のこと、彼自身の身分のこと、市民権を持っているか、グリーンカードを持っているのか、社会保障番号、、、エトセトラ。
残念ながら、彼自身もお母様もそういうことについてまったく認識がありません。日本語の堪能な亡きお父様がそういうことを一手に引き受けていたようです。

国際結婚をすると、それぞれの家庭でどちらの言葉を主に使うか、けんかする時はどっち、楽しいときはどっち、どちらの国で暮らすか、どちらの国でも暮らさずまったく別の地にいくのか、生まれてきた子供にはどういう文化風習で接していくのか、、、、本当に様々なケースとして存在していきます。

人の数だけ、その形があります。今回はその中の一つの形で起こった問題です。
本当にご心配でしょうし、お気の毒です。
第一、このような問題はどこにどのように相談してよいのか、まったく検討もつかないのです。

僕は亡きお父様に所縁の方、管財人になろうとしている方に電話をかけてみることにします。

しかし、そこでもまた新たなる問題が出てきます。


海外。文化風習、法律慣習。全てが違います。でもだからこそ、そこに魅力を感じるのかもしれません。そしてもちろんだからこそ、いざ問題がおきた時、その解決方法も、見当たりにくいのも現実です。

でも解決方法は必ずあります。諦めたら終わりです。

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この話しはまた次回へと続きます。



posted by 海外ロングステイ相談室 at 11:25 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○ハワイ不動産相続