2008年03月03日

海外生活(番外編)国際相続#2

海外生活(番外編)国際相続#1  の続き。

亡きお父様に所縁の方に電話をしました。

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親戚の方だとばかり思っていたのですが、友人でした。女性のです。ガールフレンドであったのか、ただの友人であったのか、もちろんそれは今となってはどうでも良いことです。

お父様は亡くなり、その後彼女が葬儀の手配をし、埋葬をし、裁判所への手続き申請をしようとしていることだけが確かな事実です。

僕は彼女に依頼者の友人であることを伝え、彼らが言葉を解さない為、代わりにコンタクトしていることを伝え、それから、送られた分厚い書類は恐らく相続申請用の書類だとは思うが、印刷状態が悪く、ところどころ読めないことを伝える。

依頼人の亡きお父様には、アメリカでは既に身内は居らず、最近は彼女が身の回りの世話をしていたらしい。

彼女は、堰を切ったように、故人のことを話し出す。
彼女にも身寄りはなかった。
二人のたくさんの思い出は、誰かに話されるのをじっと待っていたようだ。

彼女は日本に居る遺族の代わりに、自分が遺産管財人になり、そして財産を全てお金に換えて遺族に送ってあげると言う。
そしてそれは故人に頼まれたことで、自分にはそれをやり遂げる責任があると言う。

彼女の言葉にうそはないだろう。故人のために、やり遂げるというその言葉にはうそはない。

でも、ひとつだけ、、、、、

カスレてうまくは読めないけれど、その相続申請書には財産品目の記入欄があり、その一つに「家」と手書きされた文字がある、そして見積り額、5,000ドル、、、。日本円で約50万円ちょっと。

遺産管財人には財産の相続権はないが、実はもっと強力な権限がある。
それは金銭以外のものは、遺産管財人が売買により金銭に換え、それを相続人に渡すことだ。
つまりたとえば相場50,000ドルものを、5,000ドルで売却し、その残りを、、、、、。

可能だということだ。

彼女には身寄りはなく、そして恐らく依頼人の亡きお父様と、特別な間柄であったのだろう。
突然の訃報でなければ、彼女にもそれなりのものが、遺言により手に入ったのだと思う。
彼女は60歳を超えている。

しかし、

僕の依頼人は、彼女ではない。









posted by 海外ロングステイ相談室 at 20:49 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○ハワイ不動産相続