2008年04月10日

ハワイ不動産の購入:買う?借りる?

実は賃貸物件に関しては、ハワイ不動産よりも日本不動産のシステムの方が探し易いと思います。

ハワイ不動産の場合、売買に関してはMLSというとても優れたシステムがあり、自らあちこち動かなくても一つの不動産会社で全州の物件を探すことが可能です。

しかし賃貸マーケットはそうはいきません。手こずります。

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根本的に制度が違うからです。
日本の場合、いくつもの不動産会社で同じ賃貸物件が広告されていることがありますが、アメリカではそういうことはありません。
全て一社との専任契約となるからです。
だから賃貸不動産会社は、自身が管理している物件しか紹介しようとはしません。

これはすべからくマージンの問題なのです。

ハワイには日本のように敷金礼金、不動産仲介手数料一か月分というシステムはありません。
デポジットは一ヶ月分支払いますが、それは通常最後の月の家賃に充当されることになりますので、保証金という意味合いよりももっとカルイ印象を受けます。

では不動産会社はどうやって報酬を得るのか?

不動産会社のマージンは別途家賃の何パーセントを受取るというように、不動産会社と大屋さんとの間の取り決めごとになるのが普通です。
ですからMLS売買のようには、他の不動産会社が介入することが難しいのです。


賃貸を扱う会社は、不動産管理会社やルームメート斡旋会社のような専門的な不動産会社ということが多いです。

日本のように売買と賃貸を兼ねている不動産会社は意外に少ない上に、扱っている賃貸物件は本当にごく僅かです。


不動産管理会社に大家さん(物件所有者)が管理委託し、長期アパートメントとして、もしくは短期バケーションレンタルとして、あるいは不在時の管理だけ、そういう契約をするのです。賃貸客を見つけるのは基本的にこの会社だけです。

「賃貸は売買よりも狭き道」なのがハワイ、アメリカ、という一面があるのです。

ですから、賃貸を探す場合は新聞広告、これが昔から最も有効な探し方です。
それからスーパーやコインランドリーに貼り出されている掲示板や、最近はやはりインターネットです。

結局、数多くの広告と出会わなくては、気に入った物件と出会う率と可能性は低くなるということです。

賃貸は売買以上に、借り手のマメさが重要となってくるのです。


もともとアメリカ人はある程度お金が貯まると、転売を前提に不動産を購入する人が多いお国柄です。

いつまでも賃貸生活をする人は、日本程多くはありません。


更に、購入した不動産をアメリカ人はいとも簡単に転売します。

昔からそうですし、今回のサブプライムショックの後でも、基本的にはそれは変わりません。

彼らにとって、不動産は住みかであると同時に、「投資」なのです。もし投資という言葉に抵抗がある方がいれば、「貯蓄」と置き換えても良いと思います。

昔から貯金というものに有効性を見出さない彼らは、証券、不動産を貯蓄として投資します。
それは極めて日常的な「投資型貯蓄」なのです。

ですからアメリカでの不動産業界は人々の生活に密に関わるものとして、社会的地位が高く、常に主産業として認知されています。
だから今回どれだけ暴落しても、国も見離しませんし、業界自身でも直ぐ次の手を打ち、また違う方法(たとえば
差し押さえ物件見学ツアーとか)で立ち上がっていくのです。
予断ですが、どちらかといえば証券は短期的な投資型貯蓄、不動産は長期的なそれと言えるような気がします。
それに証券は最後は紙切れになってしまう可能性がありますが、不動産は最悪残ります。



アメリカ人がこれほど不動産に熱心なのは、その制度にもあります。
買い換え、転売がとても優遇された制度、システムがあるのです。

たとえば二軒までは自分の主の家として認めていて税金控除の対象になりますし、買い替え時次の不動産をある一定期間内に購入すると最初の不動産売却の税金の支払いを先送りできたりする制度もあります。

つまり賃貸するよりも、もともと「購入しなくては損」というシステムなのです。


だからといって、ハワイに行ったこともない方、ハワイ不動産手続きに関して知識のない方、いきなり購入はしないで下さい。


やはりまず一度賃貸を体験してみてください。ホテルではなく、賃貸です。泊まるではなく、暮らすです。
それも外国人ですから契約の面倒なアパートメント形式ではなく、バケーションレンタルが良いと思います。
それでどういう家が自分に合っているか、大体つかめる筈です。

そしていざ購入となったら、今度は逆に躊躇してはいけません。
オファー(購入申込み)はスピーディーにです。

ハワイはMLSの整ったマーケットです。
せっかくタイミング良く現れた気に入った物件は、もたもたしていると直ぐに地球の裏側の買い手に取られてしまいます。

とにかくオファーすることです。そして押さえておくことです。

大きな声ではいえませんが、オファーしてから、お断りする、そういうことも、できます、、、契約社会です、、、、そういうオファーをすればいいのです、、、でも、頻繁にそれをやられると、今度はオファーを受け付けてくれなくなることもありますので、冷やかしは厳禁ですけど、念のため。



ハワイの我が家。

今度からは飛行機で朝到着しても、もうどこかで時間つぶさなくてもいいですから。

そのまま、手ぶらで、ハワイの我が家が貴方を待っています。





posted by 海外ロングステイ相談室 at 22:31 | ホノルル ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○ハワイ不動産の購入