2008年04月25日

海外で出会う美しい日本

海外で生活していると、ひょんなところで自分と同じ顔をした同胞に、つまり日本人とばったり出会うことがあります。

たとえばコインランドリーで、カフェで、、、。

ディズニーランドやワイキキなら、六本木や銀座での時と同じ様に、特に何とも感じません。

でもバーリンゲーム町のカフェなんかでふと見かけると、「おおっ、えっ!」何て、二度見しながら、知り合いでも何でもないのに少し焦ったりしながら、同時に言いも知れない懐かしい気持ちになります。

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やっぱり向うもこちらを意識しています。
本当に日本人かな、とか考えながら、でも100%お互い確信しています。
「日本人だ」
DNAというやつでしょうか?

あちらの人から見れば中国人も韓国人も日本人もまったく同じで見分けなんか付くはずないのに、我々には直ぐに分かります。

よくもまあこんなところで、こんな遠くで、出会えたものだよな、君もこの地でいろいろ苦労したんだろうな、わかるよ、わかるよ、ふむふむ、でもパリッとしたナリをして、いい顔しているじゃない、うまくいっているんだな、良かったな、よくがんばったな。
互いに無言のまま、懐かしみ、褒め称え合います。

やがて読みかけの英字新聞を鞄に入れ、コーヒーを飲み干し、ふと止まり、少し視線が合い、ほんの少し互いに会釈して、そしてやはり無言のままカフェを後にします。

やっぱり日本人です。

ほんの少し、良い気持ちになります。

そして再び日本語のない職場に、自分の生活の場に、戻っていきます。




現在届出を出している在留邦人の数は100万人以上、届出をしていない人を加えたら、この3倍以上は軽く超えるでしょう。

それから届出の必要がない、いわゆるビザ無し観光の、3ヶ月限定の海外ロングステイをする人たちを加えたら、、、、、。

今この時も、遠く離れた異国の地に、本当にたくさんの日本人たちが生活しているのですね。



異国の地、今日もどこかで邦人とすれ違います。

身の上話をしてみたい気もあるけど、少し照れくさい。

何年住んでいても、なかなか外国人のように大仰に抱き合ったりする感情表現はしにくいものです。



道に迷っている邦人を見かける。「どうしたの?」
言葉が通じなくて困っている邦人の観光客がいる。「どうしたの?」

日本に居る時には照れくさいのか何なのかわからないけど、たったそれだけの言葉がなかなか出てこなかったのに、海外にいるとなぜか自然に言える。

「どうしたの?」

困っている人を見かけると、自然に親切になれる。

この地に来た当初、先達の邦人たちがそうしてくれたように。

「困った時はお互い様」
本家では、少しずつ失われてきたと言われる美しい日本の風習が、不思議に海外ではずっと変わらず残っている。

日本人も捨てたものではない。

外国の文化を発見すると同時に、日本人の持つ美徳を改めて発見する、これも海外ロングステイの醍醐味なんだと思います。
posted by 海外ロングステイ相談室 at 22:15 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○海外ロングステイのエピソード