2008年05月12日

海外生活、孤独は結構楽しい。

ハロウィン用のお化けカボチャを売っていた空き地が、そのままもみの木売り場に変わる。

そんなアメリカの師走の風景。

エッグノッグラテを飲みたくなる季節。

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この時期はサンクスギビングの頃から、ハッピーホリディの季節だ。

意外に休みの少ないアメリカで、この時期はまとまった休みを取り里帰りをする人が多い特別な季節、家族と再会する季節だ。


僕たち外国人はこの時期からクリスマスまでが何となく寂しい。

おまけにアメリカの休日、特に祭日は他の外国と同じ様にお店はほとんとやっていない。
行き着けのカフェもこの日は午前中でクローズ、街はひっそり静まり返る。

僕たちの行き場所はない。
家族と過ごす日なのだ。

僕は基本的にこういう日はチャイニーズのレストランで過ごした。
ありがたいことに彼らはこの異国でも自国の習慣を守る。
クリスマスより旧正月が大切なのだ。

でも想像してみてください。アメリカのクリスマス、チャイニーズレストランでチャウメンを啜る日本人、
随分寂しい風景でしょう?
だから僕にとってはアメリカのクリスマスというのは、昔観た古いアメリカ映画のように、田舎の家族と七面鳥を囲む風景ではなく、チャウメンを啜り、チンタオを飲む、チキンがおまけ、そういうクリスマスが現実のアメリカのクリスマス。

ニーハオマーです。


クリスマス明け、ブロードウエイの行きつけの古本屋に3時間、粘る。
もちろんコーヒーとクッキーを持参して。
階段の踊り場に胡坐をかき、慣れない英語の小説をゆっくり時間をかけて読む。

時々目が疲れると、だだっ広い店内を散策する。
外国本、当然まともに分類されていない。
ふと日本の文庫本を見つける。
池波正太郎?
アラビア文字の本の隣に並んでいる。どこの国の本と思われたのだろう?

池波君、君はどうやってここにたどり着いたんだい?
ふとその冒険話を聞いてみたくなる。

この季節、人恋しくなる、そして今まで出会えたいろいろなものに感謝したくなる、そういう季節。

クリスマスのチャウメン、イタリア人街のカフェでドピオを飲みながら池波正太郎。寒い時期にそんな出会いも悪くない。
孤独と出会い、話しかけてみる、たまにはしっとりじっくり孤独を味わってみる。
それも海外生活の楽しさのひとつだと思います。

posted by 海外ロングステイ相談室 at 22:34 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○海外ロングステイのエピソード