2008年05月14日

カフェ

カフェ、、、。

アメリカで暮らし始めた頃、即あのヨーロッパ・アメリカ型のカフェのとりこになりました。
とにかく毎日通っていました。
朝、午後の休憩、それから夜、帰り道で(ディキャフェというカフェインのないコーヒーが一般的なのもあちら流ですね)

カウンターに注文しに行き、適当に、空いている席を自分で見つけて勝手に座るシステム。
それまでの日本の「いらっしゃいませ」、「お一人様ですか?」「こちらのお席へどうぞ」、「ご注文はいかが致しますか?」に慣れていた身としては、「これだよ、これ、こういうのが日本にもあったら、、」と思いましたよ。
それくらい衝撃的で居心地が良かったのです。


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それはまだ日本ではカフェという言葉も一般的ではない時代でした。

カフェでは、店員さんが一人きり。
もしそこにキッチンもあり、サンドウイッチとか、ブレックファーストみたいなメニューもあっても、せいぜい二人。
水や食器はカウンターに初めから置いておいて使いたい人はどうぞ使って、という方式。
セルフサービス、過剰なサービスは一切ありません。
店員さんは鼻歌歌っていますし、お客さんがテーブルを片し、ガタツキまで直しています。
注文したものができると、大声で名前を呼びます。
それがカフェ。

そういうのも今ではこの日本でも当たり前のようになりましたね。

でもあの頃はまだ、スターバックスなんてのも当然なかった時代です。

ルノアールが一大勢力だった頃、そんな頃渡米した僕としては本当に衝撃でした。

いっそ帰国したらこういうカフェというやつ、日本でやったら、きっとうまくいくのではないか、と本気で考えてもいました。
それがいつしか次々に本場からやってきますね。
次はどこがくるでしょう。個人的にはピーツコーヒー来て欲しいですね。


ところでカフェはその形態自体が実は特徴です。

アメリカならではとして、コインランドリーとカフェが一体になっている形態。そういうカフェ。
アメリカではアパートメントに住んでいる人は基本的に洗濯機を持っていませんので。

日曜の朝、一週間分の洗濯物をキャリーバッグに詰め込み、ロックのガンガンかかったコインランドリー兼カフェに到着。
クオーターをいれ、洗濯開始。
同時に朝ごはんオーダー。
今日は、バックウィード(そば粉)のパンケーキと卵が2個とベーコン2枚にします。
カウンターで注文し、直ぐできる飲み物だけ受け取り、名前を伝え、お金を払い、おつりをチップボックスへ。
いつもの動作です。
ついでにリサイクルの新聞を拝借。

分厚い日曜版の新聞広げてフットボールの結果をチェック。
やがて大きな声で僕の名前が呼ばれる、朝ごはんができたみたい、受け取り口で、ケチャップをかけ、塩コショウをし、好きなナイフフォークを選ぶ。
ついでにコーヒーのお代わりも。
魔法瓶に入っています。
自分で注ぎ足します。

洗濯物を乾燥機に移し変え、30分間のクオーターを入れ、あとは待つだけです。

大音量のロックと、そば粉のパンケーキ、たっぷりマーガリンとメイプル、これぞアメリカの朝です。

ブレインウオッシュ、このカフェの名前。
頭、洗う、頭の中まで、脳みそも丸洗い。
ロックとランドリーとコーヒー、それで頭の中も服も全て洗いましょう。
実に良い名前です。



帰国して、スタバなるものに始めて入った時、本当に驚きました。
何しろその内装はあちらのそれとまったく同じでしたので、「おおー、正しくこれはスターバックスだ」と感動しました。
だからメニューにベンティがなくてショートがあるのも大したことではありません。そんなものはお愛嬌です。(今はベンティあるみたいです)
でも、「いらっしゃいませ」、「あちらでお待ちください」、「熱いのでお気をつけ下さい」、これは、この丁寧さは、そうか!やはり、ここは喫茶店だ、そう思ったことを思い出します。

日本のカフェ。
その内装や雰囲気はあちらのものにそっくりです。
でもやっぱり何かが違います。
しっかり生活に根付いているか、、、、それにはもう少し時間が必要みたいです。



トーーーーーーールラテ!! ユールックス、スリーピー、ヘイメン!!ユーワナチュラーイエクストラショト!!!! 

カフェにはリズムが不可欠です。

カフェは生活の一部であり文化なのです。


本当に大切なのは見た目のデザインではなく、空気感なのです。


ハヴァグッワン、メン!! 


流行が定着に変わり、どう日本風のカフェになっていくか。
そこからです。
おしゃれなうちはまだまだなのです。


夜のカフェ、高台にありました。
辺りは真っ暗で、そこだけけらきら輝いていました。
紙芝居をやっていました。
ディキャフェコーヒーを片手に、体育座り。

やっていたのはスティンキンチーズマン、絵本にもなったチーズの大冒険物語です。

子供連れがいたり、カップルがいたり、学生がいたり、老人がいたり、そんな中で紙芝居です。
肩肘張らずに、自然に、それでいて、居心地が良い。

それがカフェです。

posted by 海外ロングステイ相談室 at 21:44 | ホノルル ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○and others