2009年01月10日

2009年の市場

今この時代、誰もがその変化に気が付いています。

何かが音を立てて壊れていっていることを感じています。

 

どこへと向かうのだろう?


未知なるモノは、人の不安を増徴しそして煽ります。

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現在の大不況の、そもそも全ての始まりはアメリカ不動産に端を発しています。


思えば1933年以来73年間、アメリカの住宅市場は一度も落ち込むことなくずっと成長カーブを描いていました。


個別の各地域で多少の上昇下降はあったにしても、この73年間米国平均住宅価格は一度たりとて落ち込むことなく、毎年伸びていくそういう特別な市場でした。

 

しかしそれも2006年を最後に、初めて下降へと転じてしまいました。


それは実に73年振りのことでした。


そして一度下降しはじめたそれは、たったの2年間で20%も落ち込み、今尚下降カーブを描き続けています。

 

上がったり下がったりを繰り返すカーブだったら、少しの間辛抱してと考えるところですが、一度も下降したことの無かった数字が一度そうなり始めると、その底はどこなのか、それは誰にもまったく想像がつきません。

明らかに今までとは違う次元でモノを判断していく必要が出てきます。


これはかつて誰も体験したことがない未知なる現象が始まったのです。

 


日本のあのバブルの後、そして所謂失われた10年を経て、ようやく景気回復の兆しが見え始めた2000年代の前半、すわバブルの再来かと思ったことも束の間、その淡い期待は、この世界同時不況にすっぽりと飲み込まれてしまいました。

 

この先、大きな津波のように何もかも飲み込んで、そして既成の価値観を全て破壊し尽してしまうのか。

 

今未知なる物への不安と恐怖の中に、誰もがたった一人で立ちすくんでいます。

 

いったいどこに向かえばよいのか。

 



だからといって首をすくめて途方に暮れていることはできません。

 

日々毎日、誰もが必死に生きていかねばなりません。

  


思えば、どんな時代でも、たとえあのバブル狂乱の時代でも、不幸にしてホームレスとなってしまった人は大勢いたはずです。


しかし世間の目も、国の対策も、今の時代のそれほど暖かいものではなかったように思います。

 

大多数の人が祭りの真ん中にいた華やかな時代の貧困は、より悲惨さを増します。


貧困、その存在自体を否定し、まるでそこには何も無かったかのような、冷ややかなそういう我々の眼もきっとあったことでしょう。

 
 

今、右も左も皆不安に襲われているこの時代こそ、そして73年前から続いた一つの経済システムが破綻し、一つの社会構造が音を立てて崩れた今だからこそ、どうせなら自分が本当に好きだったことや、本当にやりたかったことを、やってみるチャンスかなとも考えます。


何しろ、たとえ目の前のモノにじっとしがみついていたところで、そのしがみついているモノ時代が明日をも知れぬ現実ならば、いっそ何も無かったあの頃のように、思い切って開き直ってやってみる、それもいいのかなとのん気に思ってみたい、そう思う部分も強くあります。

 


少なくともあの時、あの狂乱の時代に破綻してしまった人たちには、今のような炊き出しも簡易宿舎としての旅館も用意されることはなかったはずです。

大勢の狂乱に踊り狂う快楽の真っ只中の人たちの、その冷ややかな好奇な目に晒され、たった一人彷徨うしかなかったのです。

  



今、急速に戦後の貧しかったそれでも暖かかったあの時代に戻っていっているような、そういう気もします。
マーフィーの法則ではないですが、「三丁目の夕日」のような映画が受け入れられる時は、その日々へ、我々はそういう時代に戻っていっているようなそういう錯覚もあります。

 

そう言えばあの頃は今ほど勤め人もいなかったように思います。

勤める場所自体がまだそれ程多くなかったように思います。


だから生きていくために、起業なんてとても言えない規模での商いをやったり、友人知人を頼って半端仕事をもらいその日の食い扶持を稼いだり、困った時はお互い様、頼ったり頼られたり、そんなことをして必死に生きていたように思います。

 

商いと言うと現代に生きる我々は、つい資本金は最低いくら必要だとか、オフィスはどこそこでなければ体面が保てないとか、今尚崩れ行くこの時代の価値観をそのまま引きずってしまっているような気がします。

 


あの時は勤め先がなかったから、仕方なく自分で商いを始めて、それが今日の大企業へとなっていたケースだって少なくなかったはずなのです。

  


だから、たとえば今毎日のように報道されている派遣村、その現象の中から、やがて新しい価値観や商いが、偶発と必然で出来上がっていく気がしてなりません。

 

そしてそこには既存の価値観は存在していないでしょう。

 

それぐらい必然というのは時代を動かす鍵のように感じます。

 

それくらい今最も強いエネルギーが、そういう特定のある一部を覆って集まってきている気がしてなりません。

  


 
 

73年間続いたアメリカ発の経済価値観は崩れ去りました。


ずっとのぼり続けていたものがピタリと止まり、そして下降を始めたのです。



今こそ、他人に踊らさせれずに、じっと我が胸に手を置き、そして捨てるものは捨て、本当に必要な自分自身の核だけを強く残して、この来るべき新しい時代を楽しみ、そして積極的に参加していきたいものです



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posted by 海外ロングステイ相談室 at 19:00 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○ハワイ不動産市場