2009年03月18日

今旅立とうかと迷っている君へ

海の向こうへ、今旅立とうかと迷っている君へ。 

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例えばもうすぐ高校を卒業しようとしている君が、海の向こうへ行って、海の向こうの大学生になれたとしたら、それはとても素晴らしいことでしょう。
 

おまけに、例えば幸運なことに君にはその学費を出してくれる親御さんまでいるかもしれません。
そんなラッキーなこと、そうそうありません。
そういう時には素直に有難く感謝して行かせてもらいなさい。
  
そして一生懸命勉強しなさい。

もちろんそうでなくてもアンラッキーというわけではありません。
よくよく思えば、高校まできちんと出してもらえたのです。
それだけでも感謝してください。

そしてあとは自力で海を渡り、そこでしばらく仕事をしてお金をためてから、その国の大学に行ってもいいでしょう。
    

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例えば僕らの時代には、出席の厳しくない学費の安い語学学校を先ず探し出し、そこに学生ビザで潜り込み、法律で禁止されていることは無論承知の上で、生活のためどんな仕事でも飛びついて、そうやって海外暮らしを楽しんでいた若者達がたくさんいました。

当然英語なんて、行ったばかりですから、まったくできません。

どちらにしても働けるビザが無いのです。
そもそもそういう輩に英語の必要な仕事なんて初めからあるはずはないのです。

体力さえあれば、、、そういう若者達にはそういう仕事があるだけです。
でも毎日スーパーの掲示板やコインランドリーの張り紙を眺めては、仕事を探します。
毎日そうやっていれば同じような輩たちとも顔見知りになります。
そこから安いシェアルームのこととか、ガレージセール情報とか、情報交換もするようになります。

中には、スーパーの張り紙をきっかけに日本食レストランに飛び込み、今ではテレビにまで出ている有名なシェフになってしまった元若者もいます。
でも、彼にしてみればその時別にレストランでなくても良かったわけで、その日のメシにありつけること、ビザを取ってもらえること、最初はつまりはその国で暮らしたい、その一念だけだったなのです。


例えばアメリカ、、。
あの国は日本と違い大学を卒業しても、その季節に皆が同時に就職するということはそれほど多くはありません。
第一同じ年度に卒業する学生の年齢は実にまちまちです。
例えば飛び級のため16歳の卒業生もいたり、40歳になって学位を取ったという人もごく普通にいます。

僕の友人でも、アメリカに渡った当初のお金はあっという間に尽き、だからひとまず生活を安定させるために体力仕事をしながら、夜にはアダルトスクール(ほぼ無料で学ぶことのできる公的学校)で英語を学びながら、まずは短大で2クラスだけ取り、そうやって徐々に単位を取得しながら、最後にトランスファーという形でユニバーシティーに編入し、無事大学を卒業した後、そしてその後すぐ体力仕事をマネージメント職に変え、やがてまた今度は40歳近くになってから再び大学院に入りなおし、その後パートナーとしてある企業の経営陣の一人となっている人間もいます。 

実はアメリカは日本以上に学歴社会です。
ある学位を取らない限り、例えばずっと同じ職種のままです。
だからよく映画でも見かけるように、より上の仕事に入るためには、ある年齢を過ぎても再び大学や大学院に入りなおし必要な学位を取るのです。
その学位が良い職に繋がる、そういう学歴社会なのです。
 

 
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例えば今高校生の君、英語が苦手ですか?

 
正直に言いまして得意でも苦手でも、そんなこと気にする必要はまったくありません。

それはどうでもいいことです。

 
第一日本の英語をいくら覚えても、現地で通じるかどうかは、残念ながら???です。

 
例えば君は、人と話す事は好きですか? 

言葉とは突き詰めて言うと、誰かに、君の目の前のその人に自分の思いを伝えるための道具でしかありません。

だから君が、その人のことをもっと知りたい、その人に自分のことをもっと分かって欲しい、そういう思いが強ければ強いほど言葉を上達させます。
 

ともかく、海を渡る前に、そんなことはまったく気にしなくていいことです。


君が海の向こうで、したいことはいったい何ですか?

何のために海外に行きたいと思いましたか?
  

生意気な言い方かもしれませんが、僕が思うに、きっと海外に行くために適した時期などはありません。
いつでも、その時が、あなた次第で良くも悪くもなり得ます。

どうやって生活していこう?
 

その不安はよく理解できます。
なぜなら僕も昔その不安を体験しているからです。
でも僕は実際に海を渡りました。
それは単純に「行きたい」という思いが、何よりも勝っていたというだけだったからです。

中には親御さんがお金を出してくれる幸運な若者もいます、、、それに奨学金を受ける優秀な若者もいます、、、体力とたくましさとで自分一人でやっていこうと意気込んでいる若者もいます、、、結局それぞれがそれぞれの環境でやっていくしかありません。


経験上言えることがあるとしたら、例えば、日本でもダメなヤツが外国なんかに行ったってもっとできっこないだろ、という説教オトナがいますね。

でも僕は経験上、それを信じません。

 
逆に 日本で出来なかったから、自分の別の可能性が、そこだから、外国だから花開いたんだ、そういう方が絶対正しいと信じています。 

水が合う合わないということは、実はとても重要なことだと思います。


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君はどこに行こうと考えていますか?

君はそこに何を求めていますか?
 



君は、先々のことについては、今はまったく気にする必要はありません。

なぜならそれをいくら今の君が考えてみたところで、今の君が思ったような結果に、そうなることは決してないからです。

 そ
れだけは断言できるのです。  

 君の今日の行動が、君の明日の可能性を作ります。

全力で生きてみてください。
そして今日を生きれば、君はまた新しい人に出会ったり新しいモノごとを知ったり、何より新しい自分に出会うこともあったりするのです。

だから、考えるべきことはたった一つだけなのです。

「今君が何をしたいか」それだけです。

 
実はそれ以外は、考える必要はありません。 

今の君の仕事は、今日たった今を、君の全力で生きることだけ、です。


それが今の君が想像でき得ない、明日の君を作ります。
 


 実は僕は今の君以上に臆病な若者でした。
人見知りで、無口な若者でした。
初めて僕が海外に行った時、もちろんとても不安でした。
たった一人でしたので、成田に向かいながらもう後悔していました。

でもどうしても見てみたいものがあったので、じっと辛抱するしかありません。

余計なことを考えるから不安を助長するんだ、とようやく気が付き、それからはとにかく今目の前のことだけに集中すること、そう自分に言い聞かせるようにしていました。

最初は航空券をチェックインすることだけに集中しました。
その時の僕はそういうレベルでした。
本来一人で海外に行くということが出来るだろうタイプではおよそ無かっただろうと思います。 

ようやくそれをクリア出来たら、次は飛行機の中で飲み物を注文することだけを考えていました。
英語で言うフレーズを繰り返し頭の中でイメージしていたのです。

着いてからはまずはイミグレーションの通過です。
海外が初めてでしたのでIー94の書き方もよく分かりません。
どうしようと考えているうちに、近くにいた団体旅行客に混じりその添乗員さんからアドバイスをもらい無事切り抜けることが出来ました。

そしてその広い空港で、料金の安い乗り物を探しました。
バスが一番安そうだと分かりましたが、どうやって乗り込めるのか分かりません。
周りの人に聞くにも英語も分からず、さっきの団体客はもうどこかに行ってしまっています。 

そんな時には先々のことが全て不安になります。
そしてついその先のホテルのことまでも、不安として頭に浮んでこようとしています。
でもそれを必死で押し込め、まずはバスに乗ること、そのことだけに今までの自分の、大げさかもしれませんが人生で培ってきたことの全てをつぎ込みます。
ホテルのことをまでその場で考え始めてしますと、もうパニックになることが分かっていたからです。

紙にありったけの知識で英語を書き、人の良さそうなアメリカ人の老夫婦を捕まえて訊き出しました。
通じていたかどうかはよく分かりません。
でも何とか彼らがその場まで案内してくれました。

ともかく一つクリアして、ようやく次の一つを考えることです。

何よりそれが重要です。

そうやって一つ一つ目の前のことをやっていくうちに、でもいつしか周りの景色を見れてきている自分に気が付く瞬間が訪れます。

あれっ、僕英語しゃべっている、、、、聞き取れている、、、 


あの不安でいっぱいだった以前の自分とは少しだけ違った自分を、君は見つけることが必ず出来ます。 


君はどこに行きたいですか? 

そしてそこで何を見てみたいですか?


posted by 海外ロングステイ相談室 at 18:14 | ホノルル ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | ○留学