
確かにおっしゃるように「今が購入時期」なのかもしれません。
しかし家を買うことは、やはり一大事業です。
それは日本でもあってもハワイであっても同じです。
慎重に熟考され、あるいはご家族でじっくりと話し合われ、その上で決断すべきことです。
考えて、読み返し、想像して、一日置いて、それからまた考えて、最後には、ただ感じてください。


その上でもし「ハワイ不動産」を買われると決められたときには、変な話ですが、今度は実利のことを考えてみましょう。
それはつまり、買うときには売るときのことを第一に考え、必ず、「売れる不動産を買う」ということを主題にして、ハワイ不動産を選んでください。
しかしくれぐれも誤解の無いように、、、。
利殖を勧めているのではありません。投資を勧めているのではありません。
どうせなら損をしないように、、、それだけのためです。
儲けるためではなく、損をしないため、、、、、そのためです。

だから、、、、間違っても、売りにくい家を買わないように、、、。
間違っても日本人ならではの特殊なつくりの家を買わないように、、、。

アメリカで不動産は財産であり、そしてそれは財テクの選択肢です。
得をするために不動産を買うお国柄です。
しかしそういうアメリカにだって当然、売れない、売りにくい不動産というのもありますので、そういう意味では「売れる不動産」という観点で、例えばご自身が買う買わないは二の次で、まずは俯瞰の目線でハワイ不動産を見てみてください。


日米の違いで特におもしろいのは、日本の不動産の場合、特に家の場合は、まず普通は値下がりするものとして、投資として家を買うこと自体に抵抗があるケースが多いように感じます。
だから財テク目的の場合には、普通日本の方の多くは土地を購入しようとします。

しかしアメリカでは間逆です。
不動産は家付きでないとまず値上がることすらありません。

広大な国土を持つ彼の地では土地はただの生土地です。
インフラも何もない、ただの陸地です。
建築のためインフラを用意し、ダイナマイトで岩盤を砕き、ジャングルを撤去し、そこではじめて付加価値の付いた不動産としての商品と成りえるのです。


だから建築物のない不動産ではなかなか商品となりにくいのです。
更には中古か新築かということで価格差がないのも、これも日本と向こうとの大きな違いの一つでしょう。
新築でも、変なものは安いし、中古でも良いものは高い、そういうことです。

実は中古といっても部品は交換されているのです。
あちらの建築物は意外とその建築のパターンは限られているのです。
そしてたくさんある街の巨大なハードウエアの店に行くと、ドアから排水パイプから便器から品揃えが実に豊富です。
何でも簡単に手に入ります。

アメリカの家だって100年放って置けばもちろん古くなります。
だからあちらの家が50年、100年もっているのはひとえにメインテナンスの賜物なのです。

家に使われている部品はほぼ全て街の巨大なハードウエアの店にあり、そして家のパターンは限られています。
つまりはあちらの家は常に部品を交換されているのです。
交換されることを前提に設計されているのです。
だから中古でも価値は落ちないということなのです。


だから逆に言うと、たとえ新しくても安普請の家は、駄目です。
基礎工事がきちんとされた家でないと、外をいくらメインテナンスをしても直ぐにぼろが出てきます。


さて、、、、、、
ハワイで家を買うことに決め、インターネットでいろいろ下調べをして、いざ購入するために現地に家を見に行くときには、どの時期がよいのか、、、ですね?
1ヶ月先のお休みを取り、ようやくにチケットを予約できたと思ったら、、、お目当ての家は既に売れていた、、!!
何てこともあります。

だから例えば、オファーは日本に居ながらにしておいて、インスペクション期間に飛ぶ、という方法も選択の一つにしてもいいのですよ。

中古の家を買うときは、あるものから選ばなければいけないので、どこをポイントにしたらいいか困りますよね?
例えば外装の塗装の色や床を板張りに、、ということが第一希望なら、こういうのは向こうでは割と気楽に直せますので、もしそういうことが懸念材料だとしたら、そういうことをしてくれる業者なりをアレンジできるし、割りと簡単に低コストでご希望のものに変更できるので、そこは大きな問題にしない方がいいですね。

それから例えば、もっと土地の奥のほうにに家があればいい、ということについては、これは分譲地のレベルによります。
相当な高級分譲地でもない限り、家を土地の一番奥に配置して建築をしているケースは少ないものです。
それはつまり、須らく経済効率がその理由だからです。
家を奥にすればそれだけ例えばドライブウエイなどのコストはかさみます。
そして前庭というのは人目につく分、そのメンテナンス費用も裏庭に比べてかかるので、だから普通はそこまでお金をかけて、、という施主は少ないということです。

さてようやくに休みが取れ、現地へ飛びますか?
それならば、せっかく行かれる以上、外見だけでもいいなどと言っては駄目です。
必ず貪欲に中も外も目を皿のようにして見てください。(そしてついでにインスペクションで指摘すべき箇所も要チェックです。)
せっかく行かれるのです。
その日その時ぎりぎりまでもしアファーダブルな物件が出てきたら、そこも見られるように手配しておきますよ。

それでは今日のところはまず、今現在のあちらでの売り物の頂点を参考までにご紹介します。
これに関しては現在のあそこのマーケットを相対的に計る意味でのご参考として下さい。

さて、あの分譲地での頂点の売り物は、今現在1.6ミリオン(約1億4千万円)の海際の建物です。
そしてその次のが59万ドル(約5千万円)です。
分譲地全体で見ると、安いもので7万ドルくらいで、一番高くてこの1.6ミリオンまでと、本当にピンからキリまでありますね。
でもその中でも一番多く売り出されている価格帯は、15万ドルから20万ドルくらいのベーシックなものと、25万ドルから30万ドルくらいの割合ハイクラスのもの、もしくは特徴のあるもの、とに分けられると思います。
だから物件を見る場合のポイントとしては、たとえば物件としてはハイクラスのカテゴリーに入るけれど価格帯はベーシックの範囲になるものというのにこだわって見てみてください。これが実は我々がよく言うところのアフォーダブルな物件ということでなので、こういうのを是非に狙ってみてください。

ご承知のように彼の地、ハワイは、地上で稀有な天国の地です。
そして今しきりに日本で騒がれているような一連のハワイ不動産のトラブルの問題において、もちろんハワイ自体には何の罪もありません。
今ある様々なトラブルや詐欺行為、結局これは日本で行われたことです。
あの島には、ご存知のように広島や山口からの移民、、、、実際に僕が知り合った人たちもそういう人たちの娘さんや息子さんがおります。
例えばプナ地区はもとはサトウキビ畑です。
そこには昔日本から海を片道切符で渡っていった我々の先人達がいたのです。
白川モーテル、手島レストラン、100才以上になっていますが、今も現役で、訪ねて行く度にいつも温かく迎えてくれます。
僕の楽しみはそういう人との出会いです。
特に古くどこか懐かしい、そういう言い知れぬ人情が、不思議にあそこ、あの島にはあります。
ホノルルにはない、東京にはもちろん無い、そういう懐かしい感情がそこにいくといつもふつふつと沸きあがってきます。
そこにあの気候、あの奇跡の気候、僕などはそれ以外何も要らないと、もう何度も数え切れないくらいに行っているのですが、でも行く度に毎回そう思ってしまいます。

僕自身の仕事は、非居住外国人のためのハワイ生活全般を扱う一業者です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
当然スーパーマンでもないし、今話題の伊達直人でもありません。
ただのごく普通の一個人業者です。
一業者として、当たり前の話しですが、まともな手続きを、今までもこれからもまともに普通に務めさせていただいているだけです。

この地で、この素敵な自然溢れる、アロハの心が溢れる人の良い住民たちが暮らす島が、僕同様にお好きな人たちに、もっと気軽にもっと普通にあの地で楽しく生活をしていただきたい、、と、思いこの仕事をしております。
僕が皆さんにご提供しているのは、決して上げ膳据え膳のハワイではありませんが、でもだからこそあの地での生活には本当に皆さんに体験していただきたい、素晴らしい出会いと出来事ががたくさんあります。

人一人の力など、所詮は微力です。
でもたまたま自分の守備範囲というか、たまたま隣の人より少し詳しいこと、できそうなこと、、誰もが何かあったりします。
そしてそれがもし誰かの今必要なことと合点していたとします。
もし、、、たまたま、そういう誰かに必要で、そして自分に少しでも何かできそうなことがあったら、、、きっと誰もがそれをするだろうと思います。
でも人に助けを求めることは、助けを与えること以上に、難しい一面もありますね。
もしハワイのことで、「したいこと」、「困ったこと」がありましたら、どうか気軽に連絡して下さい。
まずはゆっくりお話でもいたしましょう。
マハロ
追伸:2011年1月26日から2月25日までハワイへ滞在しておりますので、その間日本の携帯電話、固定電話、FAXには出られません。ご連絡はハワイで使用している携帯電話 (808)375−2440 、もしくは通常通りEメールでお寄せくださいますようお願いいたします。
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