昨日、新しくハワイ島別荘オーナーとなられた日本人ご家族と同行滞在したハワイ島パホアから帰国しました。
新生活のための諸々な事務手続きを全て終え、ご近所さんへのあいさつ回りや、これからの滞在時の万一のことに備えて現地に住んでいる頼りになる僕の友人でもあるバイリンガルの日本人永住者への依頼事なども全て終え、残った時間でガイドブックに載っていない穴場スポットへ行ったり、レストランやマーケットを回ったり、家の庭を手入れしたり、、、、。
短い日数でしたが、実に中身の濃い1週間を過ごしてきました。
ちなみにこの家はほぼ新築で、プナ地区のハワイアンショアーズレクレーショナルエステートという分譲地に属した、木々の少ないとても明るい閑静な通りの、しかもその道の一番奥にある少し高台の3寝室3浴室の米国人オーナーによる建築の家です。
しかもここは何と全ての家具付帯設備込みで1千万円強という価格で、、、、もちろんこの円高の恩恵も相当味方しての価格ではありましたが、、、、それでも確かにすごい掘り出し物だったと思います。
成田に着いて、「もっと長く居たかった!」と言ってくれたのは、もちろん僕としては素直に嬉しかったのと同時に、ほらね、やはりね、とも思うところで、、、、。
さあこの気持ちのまま、さあ二回目からはできるだけ今度は自身たちだけで、汗かきべそかき、でもその後は心地よい疲労感と達成感を味わいながら、楽しいハワイ島生活をゆるゆるとスタートしていきましょう。
(もちろんいざというときにはこの現地の僕の友人のバイリンガルの日本人永住者を頼ってももちろんいいのですが、、、、でもできるだけは、ね。)
多分多少の苦労は楽しみの一つですから、だから僕はこれからはもう一番近くで甲斐甲斐しく世話をすることは基本やめます。
今後はできるだけ自分たち自身で、そして現地の知人友人を作り、彼らを頼ったりしながら、その苦労も楽しみの一つと感じながらこれからの滞在を楽しんでもらえればと思います。
でももちろん何か問題がある時には、いつでも僕はここにおります。
そしてハワイのその地には僕の信頼できるバイリンガルの日本人永住者もすぐ近所にいます。
大丈夫、必ずいつもどこかで見守っている、見守らせてください。
いつもは遠くにいます。でも必要な時には必ず一番近くにいます。
ハワイ島プナでロングステイをすることはそれほど難しいことではありません。
ホノルルと違い、同じハワイ島のコナ地域と違い、ここは決して高級別荘地ではないので不動産もぐっとお求めやすい価格帯ですし、何よりいかにも自然が溢れ、いかにもアロハが溢れた地域性、、、そこは牧歌的で、いわゆる普通のハワイの人が住む地域です。
そして今そういう場所に、普通の日本の家族が家を手に入れ、気軽なロングステイを楽しんでいます。
多くのハワイ好きな方たちにとっては、旅行ではすっかり慣れたハワイでしょうが、でも実際にロングステイをするとなると、不動産を購入して、そして生活を軌道に乗せるまでの各種手続きや手配もして、、、、となると、おそらくに、様々に思案されて、必要以上に不安になったり、、、、と想像します。
この一歩をいつ、、、
今?、、、あるいはもっと後で?、、、と考えをめぐらせては、その結論を先延ばしとしている方たちも多いはずです。
今現実にハワイ不動産のオーナーになっておられる方たち皆さんもそうでした。
日本人はともすると不動産を購入する際に、まるでそこを終の棲家とするような感覚で選ばれる感があると感じます。
一方、もともと賃貸不動産の市場が活発ではない米国の、大都市以外の地域では、不動産とは購入し、しかしそれは数年で売り、また他へ移る、というような感覚が自然にあります。
またそれを後押しするように1031エクスチェンジという、売却後一定期間内に新しく住居用不動産を購入した場合、その売却時の税金の支払いは繰り延べできる、というシステムもあちらには普通にあります。
また何より、まともな不動産は(しかも米国では日本と間逆でまともな不動産とは普通、空き地ではなく建物のある不動産を指します)は少なからず値上がりするもの、という考えが根強く人々の中にあります。
もちろん僕は投資や投機を煽るものではありません。
逆に、値上がりということに関しては、あくまでそれは値上がりしたらラッキーというくらいに思うべき、という考えです。
でもそれでもせめて買ったときとほぼ同じには売れるような、そういう不動産を、せっかくそこが米国で、しかもそこがその中でもトップクラスのハワイである以上、そういう不動産を買うようにしないともったいないとは考えております。
しかしだからと言ってその選び方は実はあまり難しいことはなく、通りの環境とか、ゾーニングとか、アソシエーション(自治管理組合)の有無とか、あとは最低2寝室2浴室で、できればガレージは屋根付きで、もっと欲を言えばビルトインタイプで、、、その他にもいくつかありますが、、、、、ともかくそういう後々買い手をあまり特定せずに、またリフォームのしやすい(部品交換のしやすい)、そういう家を選んでおけば基本何年経っても価値はまず落ちません。
やはり米国で不動産を持つということは、そしてそれが特にハワイであるなら、せっかくです、あちら流に、不動産とは財産である、という感覚は持っていていいのだと思います。
日本と違いハワイでは旅行者と不動産オーナーはその後が大きく違うものなのです。
旅行者のお金は戻りませんが、しかし不動産オーナーの場合はたっぷり楽しんで、でももしかしたらその後儲けまで出ている、、ということも十分あるのがハワイ不動産ともいえるのです。
少し話がそれましたが、つまり僕がまず伝えたいのは、何も今すぐハワイのどこかの場所を、あなたのハワイロングステイでの永遠の、終の場所とする必要はないということです。
最初は今手に入れられる中での一番アファーダブルな物件を購入し、そしてそこで数年、現実のハワイ生活も実際に体験しながら、初めてまたいろいろなことに気づかれることもあるでしょうし、初めて自身の別の面が現れてくることもあるでしょう。でもそういうのは、今あれこれ頭で考えてみたところで、やはり現実に体験してみなければ分からないことです。
そしてその時に、その点を踏まえて、ステップアップとして、今度はご自身の土地に、それまでの実際のハワイロングステイを送りながら気が付いたことを入れながら、建築を、、、、と、どんどん可能性を広げてもいいのだと思います。(そして今まで住まわれていた家は売ればいいのです)
逆に欲しい家が手に入るまで必死でお金を貯め、ようやく年齢的も老人の域に達してから、いざ!となった場合、現実に生活を体験していない以上、さて、どうなるか、、、、こちらの方が不安です。
まずは閃いたところ、でももしそれが現実のバジェット(予算)と差があるようなら無理はせず、まずは今のバジェットでも可能なエリアで、そこでまずまずと思える、また同時に市場的にもアフォーダブルな物件があれば、きっと住めば都です、まずはやってみる、そういうことでもいいのでは、、少し乱暴な言い方かもしれませんが、でも事実そう思います。
基本僕はハワイ不動産のセールスマンではありません。
あくまでハワイ生活の、ロングステイのコンサルタントという仕事をする者です。
ですから最終的に人様に物件を強く勧めることはいたしません。
またそういうことができる性格でもありません。
興味をもたれている方がいらした場合、あくまでその情報の収集、交渉、手続きの遂行なども含めて様々にそのお手伝いを引き受けさせていただこうというスタンスです。
そしてそういう煩雑なコーディネート自体が本来の僕の得意とする分野です。
しかし時に一昨年や去年などは、後から思い起こすと、もしかしたら本当はあの時もっと強く勧めるべきではなかったのでないかと考えるケースも確かにあります。
ハワイ不動産に興味をもたれている方は、実は本当は条件さえあえば手に入れたいと心底思われている方ばかりでしょう。
ただし未知のことということで、今一歩踏み出せないでいるだけだと思います。
だからそんな時僕のようなものが、それこそ最後の一押しをすべきなのかもしれませんが、しかしあくまでロングステイのコンサルタントしては中立のスタンスでお話しをすべきと考えています。
しかし時々、個人的に思うに、あの時本当にはもっと強く勧めた方が結果的には良かったのでは、、、と考えることはあります。
ハワイ生活の快適な住居として、同時に普通の日本人にはおそらく絶対に買うことのできない、アフォーダブルな不動産の選別に関しては自負しております。
更には個人的にハワイ不動産で皆さんにはギャンブルはして欲しくないですが、しかし同時にせっかくのハワイ不動産である以上それでも損することなく確実に残る資産としての財産として、そういう物件をお教えしたいと考え今までやってきております。
何より「時間」は貴重です。
いざ決断してもハワイで「楽しめる」時間は限られています。
更には購入のタイミングも非常に重要なものです。
例えばハワイ島プナ地区のある地域の土地不動産は一昨年まで1万5千ドル位では売却出来ていました。
しかし今年の初めに請け負ったお客様の土地に関しては結果1万ドルで手続きをいたしました。
もっと早くにお誘いすべきとは思いましたが、しかしやはりそれがタイミングというものなのかもしれません。
そしてこの地区は既に昨年の夏ごろから1万ドルでも売れるかどうかという有様です。
しかもこの円高です。
僕のこのブログでも時々書かせていただいていますが、このハワイ島プナという地域は、その住環境の良さの割には価格が驚くほど安いのに、ほぼ日本人には知られておらず、だから一般に分譲されるようになってから30年来、一部日本のハワイ不動産業者に目をつけられ、現地での本来のお得な価格を日本人が考えるハワイの不動産価格に転嫁され、転売されてきた、という歴史があります。
もちろん価格のことですから、当の日本人オーナーたちは自身たちが向こうでの生活を楽しまれている間はそこにはまず気がつきません。
そんなことを考える間もなく、向こうでのロングステイに没頭しています。
しかしいずれ、ロングステイにも終わりはきます。
そしてその時初めて気がつきます。
支払った金額と、売却後の金額があまりに大きく違うということに、、、。
本来は、投資ということをわざわざ考えなくても、ハワイ不動産というのは結果的に概ね投資になっているというのが知らず知らずの副産物でもあるのに、ハワイ不動産で損をするなどという普通ではあり得ないことが、こういう事件を通じて起こってしまうということ、、。
せっかくの良い地域なのに、その利点の一つであるお求めやすさを、一部の業者により別の意味で悪い意味で利用されるということが、残念でなりません。
話しが少し長くなりましたので、今日はこの辺りにしておき、明日は実際の物件なども紹介しながら、ハワイ島ロングステイの現実的な開始方法について、お話していきたいと思います。
マハロ&アフイホウ
笹本正明
@海外ロングステイ相談室
http://hawaii-consultant.com/