

まあ大陸から遠く離れた太平洋の孤島であるハワイですから、須らく何かにつけて輸送費がかさむせいで、何でもかんでも、ガソリンにしても食料品にしても建築資材にしても割高となってしまうという州ではあります。
しかしこの電気料金の高額さに関しては、「ハワイ州には原子力発電所がないから」という理由の占める割合がどうしても大きく、つまり発電の大部分を火力に頼っている現状、結果としては電気料金が相当に高額になるということですね。
もちろん火力以外にも、この孤島の特性を生かした風力発電は昔から行っているし、また最近では火山島の特性をも生かした地熱発電も盛んに開発されつつあるけれど、まだまだ量と価格の部分では、現段階では火力の比ではく、どうしても開発途上の過程という現状でしかありません。
なので現実的にこの高額の電気料金を回避するための自衛策として、現在一般家庭も建築会社も、そして州政府としても(官民一体となって)今積極的に最も力を入れているのが「ソーラー発電」です。


おそらくハワイの住宅地を訪れる多くの方がお気づきになっているように、ここ数年のハワイの建築住宅には必ずといっていいほどに屋根か庭のどこかにソーラー(パネル)システムを備えらるような設計パターンが用いられていることが多くなってきていて、またそれを施すことにより政府からも税制控除や補助金もおりるという制度も備わってきているので、正に官民一体となってこのハワイならではの切実な電気事情への自衛策として「ソーラーパネル」の整備が今急速に積極的に行われています。


そう言えば、プナ地区のいくつかの分譲地でもアソシエーションが自らソーラーパネルを設置し、その電気を組合業務で使ったり、あるいは余った電気は郡へ売却し、道路補修費用などへ補填したりということも最近の傾向で、(エコへの関心の高いハワイ島なら尚更に)こういうのは今後ますますに行われていることでしょう。

具体的にはハワイ島(ビッグアイランド)での現在の電気料金のレートは「キロワット時辺りが43セント」で、そしてこの額は毎年約5%づつ上昇しています。
やはりこの数字だけで見ても、確かにこの楽園の電気料金はすこぶる高いと言わざるを得ません。



身近なところからできること、、、、、たとえば、初期費用のかかる(そして何より業者との折衝が面倒な)「ソーラーパネル」を設置しなくても、ホームデポなどを利用しての日曜大工で自分でLEDに交換するだけでもかなりの電気料金の節約が見込めるはずです。(少し手先に自身のある人は是非やってみてください。)
その上で、更なる節約と自衛とエコを目指してみるなら、やはり根本的に「火力発電で作った高額の電気」ではなく「ソーラーシステム」で発電した環境に優しい安価な電気でこれからの楽園生活を過ごすというスタイルについて今からは積極的に考えてみるのもいいのだと思います。
ともかく電気はどうしても毎日の生活で必要不可欠なものだからこそ、こういう転換期には積極的に立ち止まり、そして新しいものについてを面倒くさがらずに、毛嫌いすることなく、じっくりと積極的に考えてみたほうがいいのでしょう。

今ハワイではこの「太陽光発電」とそして「地熱発電」への注目と開発がめざましく、且つ各業者間での競争も盛んです。
ということはつまり、この先「原発」を受け入れるとは到底考えられないこの島では、これからの電力についての新たな方向性が今この時に変換しつつあるということでもあります。
下記は私の知人が経営しているハワイ島ヒロ市の電気会社のフライヤーです。

米国のフライヤーらしく「このシステムに変えたら、なんと驚き!こんなに安くなりました!」というようないわゆるステレオタイプのオールドスクール的な広告となっていますが、、、(笑)。
もちろん私は、全ての(ハワイ島に別荘を所有している)方に今すぐ直ちにソーラーパネルに変えたほうが良い、というつもりはサラサラありません。
だって当然ですがソーラーパネルを設置するには、少なからず初期投資がかかるのですから。
なので、必要なことはまずは面倒くさがらずに、その初期費用をどのくらいの年月で回収できるのか、あるいはソーラーパネルにはどれほどの耐久性があるのか等々、、、そういう普通の質問疑問、、、をまずは持って欲しいということです。
そして時代の流れをできれば好機とみて、こういうものに積極的に興味を抱いて欲しいということです。
なので興味は大いにあるけど、でも現地に知った業者もいないし、第一言葉も分からない、ということが理由だけで、スルーするのなら、せめて私が旧知の業者へ、既に現地に別荘のある、これから建築を考えているあなたのその真剣な興味についてを、もし宜しければ私がその橋渡しのお手伝いができればと思うのです。
(※ご興味のある方は aloha@hawaii-consultant.com までEメールしてください。)

ご周知のようにここ十年で日本もアメリカも様々に生活様式が急速に変化しました。
PC、携帯は生活スタイルのその根本を変え、街からは本屋が消え、航空券販売窓口もなくなりました。
でも一方ではやはり変わらないものももちろんあります。
特に食や服には大きな変化はないですし、何より人間関係そのものも変わりません。
ただどうしてたって時代の変革期にはそれに敢えて乗っかっていくということだって確かに必要なことで、、、だってもし自分はいいから、、、となれば、たとえばもう昔のテレビでは放送を見ることすらできなくなってしまう現実だったあるのですから。
変わるものと変わらないもの、、、確かに変化が大きな時代にはうんざりしくたびれることもあるでしょうけど、、でもいずれはその波が否応なしにくるというのなら、それならば積極的に自ら進んで飛び込んで、そして楽しんでしまうくらいの気持ちでたくましくいたいものです。
だって、何事もお仕着せでなく、せっかくなら自ら積極的に選んだものだからこそ愛情が湧くというものです。
話は変わりますが、、、、、そしてまだ少し先のことですが、6月25日から7月20日頃までハワイ島パホアに滞在する予定です。
そしてその間は日本で使用してる携帯電話は電源をオフにしておくので通じません。
その間のご連絡は、ハワイで使用する現地の携帯電話(808)375−2440宛に国際電話をかけていただくか、あるいはいつものように aloha@hawaii-consultant.com 宛にEメールにてご連絡ください(PCだけはいつも持ち歩いておりますので、出張中は各WIFIポイントにて随時返信してまいります)。

尚今回のハワイ島出張は私単独ではなく複数での同行道中となり、そしてこの出張のテーマはいつもと大きく異なり、「食」がテーマです。

ビッグアイランド(ハワイ島)は実は「食」の島です。
ただこれは「おいしいレストラン」が多い島という意味ではなく(あるにはありますが、まだまだこの島はそういうレストランは非常に少ないです、、、)、原材料としての農産物がすこぶるおいしい島という意味です。
そしてそのおいしい収穫は、今はホノルルやマウイあたりの有名高級レストランで料理され、シェフたちの星を増やすお手伝いをしています。

ともかく農産物がすこぶるおいしいこの島ですので、そして何より気候区分の様々に異なるビッグアイランドですから、島のあちこちで行われている地域地域に特徴の異なるファーマーズマーケットは正に食のエンターテーメントそのものです。
見たことのない野菜が地域地域で並んでいるのに驚き、普段日本でもよく食べるフルーツの味が、しかしこの島のものは驚く程濃いといのにまた驚くというわくわくが満載です。
それらをともかく食べてみよう、積極的に楽しんでみようと思っています。

知らないことにはあれこれ考える前にまず飛び込んで、それから周りを見渡し、さて、と考える。
これはアメリカをサバイバルしていた若い頃からの性格なのですが、不惑を過ぎた今となっても治りません(笑)

「どきどき」というのと「わくわく」というのはどこが違うのでしょう?
興奮しているのなら、そのあとには必ず充足がくると信じています。
ドキドキしたから、ほっとするのです。
わくわくしていたから、興奮するのです。
その先のもの、見たくはありませんか?
簡単なのに、ただホンの少し、面倒とか、億劫とか、そういう気持ちを閉じ込めておくだけで、まだ感じたことのない充足を味わえるかもしれないのに。
わくわくしましょう。
どうせ急速に動く時代の流れなら、もうこちらから積極的に楽しんでしまうくらいがきっとちょうどいいです。
美味しいハワイ島、食べてみたいとは思いませんか?
ねっとりと濃いバナナや、蜜蝋のように詰まった芳醇な白はちみつ、食べてみたいと思いませんか?
その気持ちこそが「わくわく」です。
まだまだ、です。
マハロ&アフイホウ
笹本正明
@海外ロングステイ相談室
http://hawaii-consultant.com/
