2013年06月17日

ハワイ島プナ地区を食べる木々。


下記URLはハワイ州議会のラッセル・ル−ダーマン上院議員の6月13日付けのメルマガ記事です。

ハワイ島プナ地区での「アルビジアの木」のことについて書いてあり、実に興味深い内容でしたので皆さんにも是非ご紹介したいと思います。 

(英語オリジナル)↓
http://russellruderman.com/albizia-the-tree-that-ate-puna.htm  


簡易訳

アルビジア:この木々がプナを侵食す。 

Albizia-Slider-e1371333390961-651x199.jpg


アルビジアの木々の繁殖による脅威は、昨今特にプナ地区の人々の生活に多大な影響をもたらしている。
アルビジアの木々はもろく折れやすく、時に巨大なアルビジアは家へ倒れ、道をふさぎ、電線を遮断する。
アルビジアの木は成長が非常に早く毎日3センチほど太く大きくなり、やがて20メートル以上の大木へと成長する。
  



関係者ミーティング:

2013年5月31日、同上院議員が主催するアルビジア問題のミーティングが開かれた。
このミーティングでは、政府レベル、地域レベル、自治レベル、などが一堂に会し、互いの経験を供し、このアルビジア問題の解決への協議が図られた。

Albizia-PPP-Screen-shot-300x211.png
  
このミーティングには、ハワイアンショアーズ自治組合からアイリーン・オハラ氏、ハワイ州侵入私物種評議会からジョシュア・アトウッド氏、他にもUSDAフォレストサービスやハワイ島侵入私物種評議会などからも参加発言者があった。



(2013年度)上院決議41

2013年度の議会において、ハワイ州からアルビジアの根絶へ向けて対策協議会を設置することに関しての、ラッセル・ル−ダーマン上院議員が提出した議案は無事審議通過した。

アルビジアの木々を管理することを学ぶ:

管理制御するための効果的な費用投下を学ぶ

The Tree That Ate Puna: U.S. Forestry information about Albizia control

訳:プナを食いつくす木々:アルビジアの管理制御に関する合衆国政府の情報(冊子)

Albizia-Brochure-screen-shot-147x300.png

1、 予防:

    土地所有者はアルビジアの増殖を防ぐよう責任をもって管理することが必要です。

    
アルビジアの種が拡散するのを防ぐため、建築時以前の造成をしないこと。   

    大問題になる前に小さなうちに対処しておくこと。
   

    野菜類を育てる際には種付けの段階でカバーをかけ、アルビジアの種の飛来を防ぐこと。
  

2、 危険な木への対処:

    認可された専門家へ相談し安全に撤去すること。

3、 危険ではない木への対処:

    多くの自治組合では30メートルほどの高さとなった場合危険な木と指定されることが多い。
   

  大きな木:

    胴囲が1メートルほどまでになった大きな木は速やかに撤去するか専門の除草剤にて枯らすこと。
   

  若い木:
      
    根っこごと引き抜きその後に速やかに専門の除草剤をまく。

4、 長期間:
      
    
バイオコントロール:政府機関によるバイオコントロール(高額且つ不確か)   
      
    アルビジア対策費用について: 
    参考URL下記
    http://hdoa.hawaii.gov/pi/pest/licensed-pesticides/

    http://www.ctahr.hawaii.edu/Site/Info.aspx 






以上がラッセル・ルーダーマン上院議員の最新のメルマガの記事内容の概要です。


「アルビジア」の問題はハワイ州の中でも特に「プナ地区」に暮らす人々、そして「多くの日本人土地所有者(不在地主)」には日常的な問題です。 

IMGP0989.JPG IMGP0991.JPG

アルビジアはもともと外来種でアフリカから渡ってきたといわれています。

成長が早く非常に大きくなり、またその割には中身がすかすかでもろく、枝はすぐに折れ、その高い屋根からぽろぽろと落ちてきて、時に屋根を人を車を直撃します。

繁殖のスピードが速く、高い屋根から種をまき散らし、辺り一面を一気に暗い屋根で覆ってしまいます。

道は種と葉で汚れ、一日中日の光が入らず、そのあたりだけいつも暗く湿っています。 

IMGP0995.JPG

上院議員のメルマガにもあったプナ地区のハワイアンショアーズという地域では今この問題と正に向きあっている地域のひとつです。

この地域のある通りのある周辺は既に暗い屋根に覆われています。

IMGP0987.JPG

しかしまだまだ明るいハワイらしい牧歌的な住宅地の地域が大半です。


233598314.jpg

これ以上アルビジアを広げてはなりません。

住民生活にも影響もあるし、当然不動産価値にも影響があります。
 


既に手遅れとなった辺りには「日本人不在地主」が所有者として登記されていることが多いです。

おそらく自身でかの地を訪れたこともないのでしょう。

確かに自分の区画ではありますが、この地域は皆の共有財産です。

区画の管理は自己責任です。


責任が取れないのにただ所有しているのは、これはやはり罪です。

あなたはそのことを知らないけれど、しかしあなたは間違いなく遠くのあなたのご近所さんの日常を脅かしているのですから。
 


254070327.jpg 254070317.jpg

一時(2005年ころ)、米国の狂乱の住宅バブルの影響で、このハワイアンショアーズの土地区画も空前の価格へ高騰し、日本円で300万円以上の価格になったこともありました。

しかしそのバブルはあっという間に弾け、現在はもともとの昔からのこの地の価格に落ち着き、今では日本円で1区画日本円で100万円以下でも購入可能となりました。

MLS市場にはいつでもかなりの数の土地不動産が売り出されているので、ほしい人はそこから「アルビジアのない区画」、「明るい区画」、「妙な廃墟のような家がない通り」を選び、購入します。

もともと土地を買って家を建てるということがそれほど日常ではないかの地では土地不動産は買い手市場です(かの地で活況なのは中古住宅の市場です)。

皆よーく吟味して買っていきます。

わずか100万円もしないからと見ないで購入するのは日本人だけ、、、。

しかしその土地にはアルビジアがびっしりで、、。隣の土地には廃車の山、、、。

DSC01473.JPG DSC01477.JPG


見ないで買うと当たり前ですが変なものを購入してしまっても手遅れです。

もし航空運賃の節約のためなら、せめてこの時代写真でも動画でも業者を通じて取り寄せて、いずれにしても購入する不動産詳細をよーく認識してから購入しましょう。
 

257699325.jpg

アルビジアは今この地区で大きな問題です。

でもだからと言って自身で勝手にこの木を切るのも問題です。

もし切っている最中にその木が歩行者へ当たったら?
切っているあなたがけがしたら?

必ず保険のある州の認可のある専門業者にやってもらうこと(その前にきちんと見積もりを取ること)が大切です。 

大.jpg 


更にはブルドーザーで一気に造成は、これはもってのほかです。

DSC01631.JPG

先の議員のメルマガにもあったように、種が周囲に飛び散るので、建築時までは造成はしない、これは決まりです。

またそもそも造成時(つまり建築時)には必ず組合へその旨を申請し許可を得るのも決まりです。


自身の土地だからといって無断ではNGです。


環境は皆の共有財産です。

あなたのほったらかしの区画のために、その地域の、近隣の不動産価値や需要が下がっている、そういうこともについてもやはり考えてみるべきでしょう。

あなたにとっては
わずか100万円以下の遠いかの地の土地かもしれませんが、そこには人が毎日生活しているのです。


土地は、特に亜熱帯の土地は生き物です。

飼う(買う)以上は責任をもって、、、です。
  


250155304.jpg 


<お知らせ>

来週6月25日から、来月7月20日頃までハワイ島パホアに滞在する予定です。

尚その間は日本で使用してる携帯電話は電源をオフにしておくので通じません。

ご連絡はハワイで使用する現地の携帯電話(808)375−2440宛に国際電話をかけていただくか、あるいはいつものように aloha@hawaii-consultant.com 宛にEメールにてご連絡ください。

PCだけはいつも持ち歩いておりますので、出張中は各WIFIホットスポットにて随時返信してまいります)。

また滞在中はフェイスブックにも写真などをアップしていくつもりですので、もしご興味があれば下記フェイスブックアドレスからご覧ください。 
http://www.facebook.com/masaaki.sasamoto.1  


マハロ&アフイホウ
笹本正明
@海外ロングステイ相談室
http://hawaii-consultant.com/ 

218544316.jpg
タグ:アルビジア
posted by 海外ロングステイ相談室 at 10:43 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○海外ロングステイ相談室から