2014年12月25日

I wish you all Mele Kalikimaka me ka Hau'oli Makahiki Hou.

ハワイ島火山の溶岩流の最新情報は↓

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クリスマスです。
2014年が終わろうとしています。

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何と言っても今年のハワイ、ハワイ島、パホアでは、ハリケーンの直撃そしてこの溶岩流と、、、何十年に一度の大災害が一度にやって来た年でした。

7月のハリケーンはパホアのハワイアンショアーズやカポホ地区を直撃しました。
停電、断水、道路封鎖などの二次災害が発生し、数日間かの地は陸の孤島になりました。

そしてその後、6月からのプウオウ火口からの溶岩流が、あれよあれよという間にパホアへと近づいて来ました。

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10月には溶岩流先端部がパホア・ヴィレッジ・ロードへあと150メートルまで迫り、でもそこで奇跡的に止まり、冷え固まり出しました。


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ただしかし、先端部から分かれた支流が活動を続けていて、それが新しい溶岩流先端部として、ゆっくりゆっくり今度はパホアの街の入り口の130号線交差点のマーケットプレイス目がけて進行を続けて来ました。


クリスマスの頃にはこのマーケットプレイスに溶岩が乗り上げて来るだろうと予想もされていて、残念ながら先週末で多くの店はこの場所にあった店舗を閉店させました。(でもまだ営業中の店もあります)


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ナナヴァレからハワイアンショアーズへそしてHPPへと抜けて130号線へと繋がれる迂回路も先週末一般通行の許可がおりました。

これで万一130号線へ溶岩流が乗り上げてきても、南プナ地区は陸の孤島にならずに済みます。


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一方溶岩流先端部は、どうやらここ4日間まったく動いていないようです。

130号線パホア交差点まであと1キロ弱のところで停止しているようです。


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クリスマスの奇跡が起こったのかもと嬉しくもなります。


ただまだ溶岩流の活動エネルギーが停止したわけではないようです。

なのでこうしている間も、また再び進み出す可能性もあります。


でも、奇跡は信じたいです。

特に、10月末に奇跡的にパホア・ヴィレッジ・ロードの150メートル手前で失速し止まったという事実を経験しただけに、やはり奇跡は起こる、とそう信じたいです。


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この激動の半年の中で南プナ地区からは約30%の住民が一時的にせよ永続的にせよ移動しました。


実際、いろいろな考えの人がいます。

いろいろ感情もあります。

更には、同じ体験でも人によりその反応は様々です。


自らを憂う人もいます。

他人を想う人もいます。


悲観する人もいます。

達観する人もいます。


年老いた人もいます。

若者もいます。



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溶岩流自体は、例え今奇跡が起こったとしても、これで終わりとはならないでしょう。

プウオオの活動が止まない限り、今度は北へ、あるいはまた別の北東へ、と新たな溶岩流支流は別の先端部となる可能性はあります。

だからプナの住民は、引き続き慢性的なストレスの中での暮らしを余儀なくされることになります。

終りは、、これはもう誰にもわかりません。


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とどのつまりは、そもそもハワイ島自体が新しい活火山の島です。

しかもそこは太平洋の孤島です。

太古の頃は特に住民に逃げ場などありません。

好むと好まざるとにかかわらず島の中で火山と共生していかねばならなかった孤島です。


ペレ信仰が生まれ、アロハの慈悲の心が生まれ、楽観と達観のロコ達の精神性が生じたのも大昔からのそういう自然環境の中から、代々受け継がれてきたモノからなのかもとも思います。


一方、ハワイ州でこの10年で最も急速に人口が増加したこのプナ地区では、米国本土などから移り住んできた人たちが多くを占めるようにもなって近代化も急速に進むとともに、反比例してハワイ島らしいモノが消えてきていたのかもしれません。


だから今こそロコに学びます。

本土の地方都市と同じように、ロングスができようが、スーパーカットができようが、ここはやはり太平洋の孤島のハワイ島で、火山の島で、若い島で、自然豊かな、希有な島であるということを、もう一度想います。

アロハという言葉の意味、言葉が伝えてきた行動の歴史、その上での今の達観と楽観と慈悲をもう一度想います。

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僕の老人の友人は言います。

「自分たちはもう若くはない。安心が何より欲しい。だからせっかくこの15年サンフランシスコから移り住み慣れ親しんだ家だけど、ここを去ることを考えてしまう。引っ越しを考えてしまう。この先ずっとこの慢性的なストレスの中で暮らしていくことはどうしても耐えられない。でも、売るって、いったい誰に?はっはっはっ、、誰ももう買ってはくれないかもしれないね。でもね、マサ、例え50セントでも売ってしまいたいと思うのだよ。それくらい安心が欲しいのだよ。」


サンフランシスコからもう15年も前にパホアの海側の分譲地に移り住んでいたこの老夫妻、ヒッピーとかニューエイジの匂いにつられてこの街に移り住み、庭に花畑をつくり、楽しんで暮らしていたようにみえたのだけど、、、。

この友人から正式に依頼され、この家は既に1週間前からMLSに売り出し掲示を開始しています。
まだオファーもないので、老夫妻は今もそこで暮らしています。

友人夫妻と相談して、様子見として最初の売値は今年前半の当地の平均相場の半分以下で売りに出しました。
でも今日現在まだオファーどころか問い合わせの一つもありません。



そりゃそうでしょ、当たり前でしょ。売れるわけないでしょ。

と、きっと多くの日本の人たちは思うのかもしれません。


でもここはもともと火山の島です。

実際に1983年からの溶岩で覆い尽くされたカラパナ地区にだって真新しい家が建っています。

前途したように、本当にいろいろな人がいるのです。

考えは決して一つではないのです。

ましてや、そこは活火山のハワイ島です。


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現実に10月末にパホア・ヴィレッジ・ロードの直前で溶岩流が止まった後、ずっと長い間止まっていたはずの不動産市場がすぐに反応しました。

実際に僕のお客さんの南プナ地区の物件にすぐオファーが届いたのです。

つまりパホアの街への直撃の可能性が低くなった、それを受けてのオファーということだったのでしょう。

あるいはもっと想像力をたくましくして言うなら、「パホアの街に溶岩は流れない。ならば今市場に溢れているたくさんの物件から、費用対効果の良いものを選び放題、しかも安くオファーをしても受けてくれるだろう。投資になる。」そういう買主たちが反応したのだと思うのです。

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火山に対しても人の考えは様々です。

何もかも恐ろしくなってパニック状態になる、という人もいます。

何事も悲観的にとらえシニカルになる人もいます。


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きっと普通でいることが一番良いのだと思うのですが、この普通というのが相当に難しいです。

特にこういう普通ではない時には、、。


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だから少なくても今言えることは、

「今週月曜日から溶岩流先端部は失速し進んでいない。しかし噴火元が収まったわけではないので、まだ注視は必要。」

今日この時点ではそれだけです。

そしてそれ以上でもそれ以下でもありません。

専門家でも断定できないことを、我々が予想しても無駄です。
できることをするだけです。


クリスマスを楽しみ、目の前にいる愛する人の存在に感謝するだけです。

普通に普通に、感謝です。

そしてその想いを慈悲の想いを別の誰かに伝えるだけです。
出来る範囲で、それがきっとアロハです。

I wish you all Mele Kalikimaka me ka Hau'oli Makahiki Hou.
メリークリスマス、そして2015年が素敵な良い年でありますように、お祈りしております。

そして、、、、
アロハの想いをかの地の友たちへ
Aloha, Our thoughts go out to our Ohana in Pahoa.


笹本正明
@海外ロングステイ相談室
http://hawaii-consultant.com/  

追伸:最後に、今年も「海外ロングステイ相談室」へ過分なご寄付を寄せてくださった皆様に心より感謝いたします。

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posted by 海外ロングステイ相談室 at 11:05 | ホノルル ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○海外ロングステイ相談室から