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10月30日から11月30日までの間、ハワイ島パホア→オアフ島ホノルルというように移動滞在しております。
なお滞在期間中は日本の固定電話も携帯電話も通じませんので、その間はハワイの携帯電話(808)375-2440宛に国際電話をかけていただくか、いつものように aloha@hawaii-consultant.com 宛にEメールにてご連絡下さい。
また、LINEやSKYPE、もしくはFaceTimeを使った無料通話も可能ですので、最初にIDやアドレスをお知らせいただければ、折り返しこちらからご連絡させて頂きます。
追伸;滞在中には、当ブログやホームページ、あるいはTwitterなどへ現地情報をUPして参ります。
日本へ帰国して今年で13年が経つ。
正直今では、約10年暮らしていたサンフランシスコ・ベイエリアは、もうとても遠くに感じている。
というより、別世界、思いも遠い。
帰国してからしばらくの間ずっと抱えていたあの感情は、もうない。
もうすっかり別の感情に変わっている。
感情というより、それはもうただの記憶なのかもしれない。
当然だ。いつまでもそんなややこしい想いのままで、生きていくことなんかできやしない。
想いを抱えていても、新しい生活の中では、嫌が応にも次々に新しいものと出会っていき、そしてまた別の感情を重ねていくのだ。
記憶は相当に怪しい。
美化して記憶してしまった部分も多々あるだろうし、忘れようとして、今では無理やり忘れたことをすら覚えていない記憶だって少なからずあるだろう。
実際、カリフォルニアはもう遠い。
今でもたまに仕事でLAに行くことはあるけれど、それは「カリフォルニアに戻って来たぞ」という安心感ではなくて、お上りさんとしての感覚、ドキドキしている、、、。
ハワイへ行ったり来たりするようになり、13年。
そして一人でこの仕事(海外ロングステイ相談室)を始めて、8年が経つ。
今ではビッグアイランドのヒロやパホア、ホノルルのマキキやカイムキ、にいる時の方が、落ち着く。
特にあの小さなヒロ空港へ着く度に、落ち着いた安心感に包まれている。
年月とは実におもしろい。
あれだけ落ち込んでいたのに、あれだけ焦燥していたのに、サインフランシスコへ戻りたくて戻りたくて、眠れなくて食べられなくて、そういう日々を過ごしていたのに、13年経つとやはり変わる。
僕にとってのサンフランシスコは、今では「青春時代を過ごした大切な思い出の街」という表現で括ることも簡単にできる。(昔は一言で言い表すのにも抵抗感があった。)
実際にあれはまさに青春だったし、でもあの日々はどれだけ今の自分にとり現実感のないものと変わってきたとはいえ、やはり大切な思い出であって、そして何より今の僕の原点であることは間違いない。
そう、確かにあそこから今の僕は始まったのだと思う。
サンフランシスコへ帰りたくて帰りたくて。アメリカのあの景色の中に再び存在したくて、その一部であり続けたくて、僕はずっと「アメリカ」にしがみ付いていたのだから。
「海外へステイしてみたい人のサポート」
帰国した当時、そういうことを業務としている会社を求人誌などで探して、マレーシアとかオーストラリアとかスペインとかカナダとかそしてハワイとか、そういう会社が少なからずいくつかあったのを覚えている。
これから団塊世代の定年を目前とした海外ロングステイというものに、一般にも興味が持たれていた頃だったのかもしれない。
僕はハワイを扱う会社に入社した。
残念ながらカリフォルニアを扱っている会社は見つけられなかったけど、でも同じアメリカだし、という理由で、そこに入った。
でも入った会社はデタラメな会社だった。
やろうとしていることは素敵なことなのだから、内部が変わればと思ってそれなりに戦ってみたのだけれど、所詮はオーナー社長の会社、嫌ならこちらが出るしかないという結論になった。
そこを出てそのあと別のところでも働いたけど、そこでもまた揉めた。
どうも僕は上の言うことをそのまま聞けない、おかしなことはおかしいとつい言ってしまう、団体生活にそぐわない性格なのだろう。
お客さんのためと会社のためが、何故違う方向なのかが理解できない。
会社の利益のためにはお客さんの不利益を招いても仕方ない、という考えはどうしてもわからない。
もっと単純で良いのではと思ってしまう。
お客さんを喜ばせることができれば、必ず会社にもそれは跳ね返ってくるのでしょう。
いつも、きれいごとだと、たしなめられた。
会社を存続するために、ここはお客さんには泣いてもらおう、、、、いやいや、そういう会社ならそもそも存続しない方が世のためでしょ。
きれいごとを、こそしましょうよ。
お客さんが喜ぶから、会社が存続できる、それが順序でしょ、やはり。
そこを間違っては、
だって社員の生活が。
いやいや、そもそも世の中に会社はそこしかないわけではないし、日本でしょ、たくさん求人あるでしょ。
そもそもどうしてお客さんを苦しめる会社にしがみつかなくてはいけないの?
その方が社員だって苦しいでしょ。その家族も嬉しくないでしょう?
そもそも、儲けるために、例えばハワイ島のプナ地区の安い土地を高く売ることを考える、、その発想がどうかしていると最初に気がつくべきでしょ。
だって、お客さんたちには自分では決して見つけられない安い良い場所の土地だったら、そのまま安いままで普通に売ってあげて、まず喜んでもらって、その上でもっと喜んでもらいたくて、腕の良い大工とか庭師とかその他ロングステイに必要なあらゆる素晴らしいものを見つけてきて提供する、だからお客さんはもっと喜ぶ、ということを、何でそういうシンプルなことを目指さなかったのだろう。
1万ドル程度で現地で売られている土地、しかもその程度の金額の土地ということはもちろんリゾート地でもないし、市場が活発な地域でもない。かなりの田舎で、ジャングルの地域の土地、だから安いし、売買も盛んではない。
それを10万ドルで、さも素晴らしい場所・土地であるようにストーリーをつけて販売する。
つまり1万ドルの不動産で9万ドルの手数料ということ。
本当のことを言ったら当たり前だけど誰もそんな土地買うわけないから、秘密にする、嘘をつく、嘘を嘘で塗り固める。
もちろんいつかはバレる。
最後はお客さんは被害者という名前に変わる。
誰も喜ばない。誰も幸せにしない。
社員も、きついでしょう?それで本当に良いの?家族に何ていうの?
幸せですか?
あんなに素敵な場所の仕事をしているのに、幸せを感じられない仕事をしているなんで。
罪悪感でいっぱいになって、ストレスをお金で晴らして、でもその金は不幸にしたお客さんから出たもの、、だからまた罪悪感を増やして、、、それで良いの?
大切なお客さんも、そして自分自身も決して幸せになることのできない仕事なんで、戦うか、あるいは辞めるか、その二つしか選択肢はないと思うけど。
そもそもあなたはそんなことをするためにその会社に入ったのではないはず。
人の不幸を作るために日々生きているのではないはず。
しかもそれがお客さんとあなたの一番大好きなハワイで。そんな皮肉ないでしょう。
きれいごとを敢えて言わせてもらいます。
それなら、せめて僕がやります。
きれいごとのそのままを僕はやり続けます。
僕のそもそもはハワイではなくサンフランシスコではあったけど、でも行きたい人の思いはこれでもよく理解できるつもり。
そして(エイエイヤーと決心して)行った後、そこで待っている素敵な経験の数々についても、ワクワクするほどに想像できる。
だから、せめて僕がやります。
あんな天国の場所を、悲しみでいっぱいにするなんてどうしたって許せない。
行きたい人たちには、あの素敵な場所で、思いっきりあの嬉しい気持ちを味わってほしい。
実際、本当にハワイは素晴らしかった。
13年前、最初は、同じアメリカということで、英語を話せるのが嬉しくて、アメリカらしい共通の設備や習慣に再び戻れたことが、ただただ嬉しいということが先だったけど、過ごすうちに日々をゆっくり重ねるうちに、ハワイ生活がただただ心地良くなっていった。
ハワイは瞬時にではなく、その気候と共に、人々と共に、ゆっくりゆっくり、じんわりと良くなっていく。
ゆっくり好きになっていく。
だから何度も来れる場所であって、来る度にまた好きになる場所なんだと思う。
来て何をするのか。
別に何もしない。
でもそれで心地良い場所って、凄いことなんだと思う。
いるだけで、心地良い、ラナイで風を受けてビールを飲む、多分この風も気温も湿度も最新のエアコンでもまだ作れない、そういう絶妙なバランスだから。
「幸せ」という言葉は実にハワイに似合う。
ビーサンに短パンにTシャツ、そしてビールとBBQ。
そよ風が吹けば尚気持ち良い。
人たちが明るく優しい。
貧乏だけど、でも幸いここには高価な革靴もミンクのコートも必要ない。
庭にはフルーツが植わっている。
水も豊富だ。
気持ち良い、心地よい、、、、これで十分でしょう。
他人の笑顔が見れれば、嬉しいでしょう。
アロハの気持ち、素敵です。
じっくりじっくり、ゆっくりゆっくり、ハワイが好きになっていきます。
10年以上経つけど、なんだろう、ただそれだけで良い、単純で気持ち良い、それもハワイの魅力の一つです。
だから、求める人がいる限り、やります。やり続けます。
それは僕の、ある意味義務だと思うし、そして同時にやはり僕が青春を過ごしたアメリカ生活へのある意味恩返しでもあるし、そしてもっと単純に、あの素敵な体験を貴方にも是非に、とそう思っているのかもしれません。
カリフォルニアは正直もう遠いです。それは確かに寂しいです。
でも今ハワイに出会えました。これはものすごく嬉しいことです。
そしてもちろんそれはサンフランシスコからずっと繋がっている今だということもよく知っています。
「海外ロングステイ相談室」ができて今年で8年になります。
でも最初の頃となーんにも変わってはいません。
いつでもここはあなたのための個人的な相談室です。
今思案中の方、セカンドオピニオンが欲しい人、どうかお気軽に何でも訊いて下さい。
Warmest Aloha,
笹本正明
海外ロングステイ相談室
Twitter https:twitter.com/hawaii96720