2021年01月06日

コナ・スノー

コーヒーチェリーが赤く色づきマウナケアの山頂に初雪が舞う頃、ハワイ島は秋から冬へと向かっていく。

春になり高原のワイメアでは甘いイチゴが実り、夏にはジャングルのプナでマンゴーが旬を迎え、ホワイトパイナップルを堪能し、香しいコーヒーの実りの秋が過ぎる。

やがて海辺でクジラの姿を頻繁に見かけるようになり、また冬が巡る。

その後フアラライ山に「雪景色」が現れる。季節は春、ちょうど日本では桜が開花する頃、島にコーヒーの花々が咲く。

真白いコナ・スノー(コナの雪)。限られたわずかなとき、二つの花はこの上なく美しく咲き誇り、そして散っていく。


厳冬あるいは酷暑の夏、ハワイへ出かけるときは特に心が踊る。

きっとあんなにも年中快適な場所はなかなか無いだろう。

同じ米国の西海岸LA辺りでも、ハワイ同様ビーチがあり椰子の木が生え、多分に温暖なイメージがある。しかし冬ともなればそこそこに寒い。ビーサンにショートパンツでその辺フラフラとはとてもいかない。

また同じ西海岸でも北部のサンフランシスコだと、元々が夏であってもかなり寒い。インディアン・サマーと呼ばれる暑い一週間を除けば年中秋のような気候なのだ。


それらに比べたとえ真夏でも、ハワイとは実に快適な場所だ。

貿易風のお陰だろうか?暑さの中に涼しさをも同時に感じられるのだ。たとえばかき混ぜていない風呂の中、熱い湯と冷たい水が同時に当たる感触に少し似ている。真夏にビルの中からのエアコンの冷気が一筋肌に触れる、たとえばそういう感覚が自然の中にあるのだ。



日本とは全然違う気候の外国に出かけて行くと、普段できない服の着方を楽しめたりする。

たとえば先ほどのサンフランシスコでは、Tシャツに厚手の革ジャンを一枚羽織ってみる。日本でだと蒸れるか、はたまた寒いか、奇跡的な数日間以外かなり難しいものがあるだろうが、ここではしっくりと馴染む。

このサンフランシスコは、全米の住みたい街ランキングで常時トップ5に入る人気の都市として知られている。

しかし繰り返すが、ここは涼しく寒いところだ。真夏でも上着は必須、もちろんビーチでは裸では泳げず、しかも水温も低いのでウエットスーツがないととても海に入ることなどできない。

今この街はNYを抜き全米一家賃の高い都市となっている。

古くは西部劇の時代、ゴールドラッシュの街として知られ、現在もそんな時代のロココ調やビクトリア風の建築物が存在している。(エレベーターは重い格子扉との手動式の二重扉になっており、デジタルではなく針で階数を示すアレが付いている。各部屋には暖炉の他に温水給湯のパイプが張り巡らされていて、高温となりカンカンけたたましく鳴り響くあの街ならではの朝の日常がある)あと、坂道だらけの街であったからこそ誕生したケーブルカーや、きっとそれと同じ理由で生まれたのだろうマウンテンバイクの発祥地としても有名だ。フォーティナイナーの時代にはブルージーンがここで産声をあげ、その時代に莫大な財を成したスタンフォード氏が創設したパロアルトの大学出身者たちの手により、今のシリコンバレーは飛躍的に発展し、現在に至る。

一方南部のLAは元々は砂漠地だ。当然雨はほとんど降らず、そのため撮影のスケジュールが組みやく、ここにハリウッドができた。背後には大水源のロッキーが聳えており、この街で暮らす人間たちを潤している。


旅行の計画時、先々の天気のことまではわかりようはない。だから結果その一週間がずっと雨だったということも十分にあり得る。でもたとえばこういうLAのような場所でなら、そういう確率もグッと少なくなることだろう。

そしてこのハワイ島でも、後方に大水源のマウナケアを持つサウスコハラのリゾート地でなら、貴方の旅行中楽しいゴルフの最中も、頭上の空はずっと青いままだろう。

日々決まった時間にスプリンクラーによる放水が行われ植物らを潤す。年中暖かく、芝は眩い緑で、南国のカラフルな花々が道道に美しく咲き乱れ、その様は正に楽園の姿そのものだろう。

そして楽園の周りには砂漠やラバ(溶岩)が黒々と広がっている。でもここから出なければ心配は要らない。楽園内の快適さのみを甘受して、ただ楽しんでそして帰っていけばいい。でもときに人はわざわざ不便極まりないボルケーノへもプナの奥地へも、はたまたワイピア渓谷にさえも望んで落ちて行きたがる。

五つ星ホテルに宿泊していながら、騒然のチャイナタウンを、雑多な人混みの中をかき分け歩きたがる。空調の効いた快適なラスベガスのカジノから、なぜも灼熱のデスバレーへ出かけたがるだろう? 



フアラライの裾野は涼しく、朝夕には霧が発生し湿度が常に保たれている。そんな場所だからこそあの美味しいコーヒーが採れるのだ。


大きな島、ビッグアイランドには結構涼しい(あるいは寒い)場所がある。

たとえば白砂のハブナビーチから車で15分ほどのワイメアの家々には、必ずと言っていいほど暖炉がある。ここは涼しい高原地域だ。ただ灼熱の太陽と海までの距離はほんのすぐ、この場所は同時に島で有数の高級住宅地としてよく知られている。

それから島の東のボルケーノ村は涼しいをとおに通り越し、もう寒いと言えるほどの場所だ。しかしここにも決して少なくない人間たちが暮らしている。雨が多いことで有名なヒロと比べ、ここは更に雨の多い地域だ。ショートパンツにTシャツ姿でいられる機会も極めて少ない。涼しく寒くどこかほの暗い場所、何よりボルケーノという大パワースポットのお膝元であるそこには独特の雰囲気が漂う。アーティストたちが多く暮らしている場所としてもつとに有名だ。

多種多彩の気候が混在するハワイ島では、地域地域の特徴も色濃くある。そういうのはハワイアン音楽の中にも描かれていて、水や緑、風、山、町々、自然の見方や捉え方、そういうのが様々に表現されている。だからこの島で聴くと余計に、そして素直に「あああ」と感じ入ってしまう。


短く限られた旅行でだと、どうしたって行きたいところややりたいことがたくさんあるから、自然の町へはとりわけ雨の多い地域への宿泊は避けたいところなのかもしれない。

でももし長期滞在でなら、、。

どれだけ計算を重ね作られたエアコンでも決して再現できない風を肌に受け、庭に生っている採れたてのパパイアをもぎ、それを食べる。そして夜には世界で一番美しい星空を眺める。

Tシャツとショートパンツだけでは肌寒い。だからとパーカーかトレーナーを一枚多めに羽織って戸外に出る。

その後はベッドで柔らかいブランケッドにくるまり眠り、雨音を聞きながら少し朝寝坊をしてみる。

そのうちにじんわり癒されていたりするのかもしれない。






「海外ロングステイ相談室」ができて、今年で14年目となります。
最初の頃と何も変わりません。ここは貴方の個人的な相談室です。
どうかお気軽に何でも訊いて下さい。

笹本正明


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2021年01月28日

コロナ渦で上昇するハワイ不動産

ハワイの不動産市場が好調だ。

不動産価格が上がっている。


あの頃の、2004年前後のサブプライムローンの時とまでははいかないにしても、このコロナ渦に、なんとも不思議な価格上昇が起こっている。全米中で投資機運が高まり、株が上がり、そして不動産にも資金が集まっているのだ。


このことはハワイ島ハワイアンパラダイスパークの土地所有者たちにとっても好機となり、直近半年間の土地の売り出し中間価格は47,900ドル、実際の売買中間価格は45,100ドルとまでになっている。

なお価格の幅はかなり広くなるが、それを決める材料としては、海の近くもしくは130号線の近くであるかどうか、舗装道路沿いに立地しているかどうか(未舗装がまだまだ多い場所である)、そしてアルビジア(ハワイの害木)が生えているかどうか(周辺も含む)、これらが大きくその需要や価格を左右する。


あなたがハワイ島プナ地区のハワイアンパラダイスパークに長期間土地を所有し続けており、でもできれば手放したい、あるいは今後の参考までに現状をよく知りたいということであれば、どうか一度当相談室までご連絡下さい。




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どうかお気軽に何でも訊いて下さい。


笹本正明
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