朝7時発の飛行機に乗り、一路東へ45分。
土砂降りという予報は外れ、淡い曇りのヒロの朝。
かすかなミスト。
それはノスタルジックなヒロらしい朝だった。
空港でレンタカーに乗り、顔を見せないマウナケアの方向へ車を走らせ、最初の信号を右へ曲がる。
ヒロの朝食と言えばやはりパンケーキだ。
「2×4(ツーバイフォー)」というパンケーキ4枚に卵2個をオーダーする。
2枚をオリジナルシロップで食べ、あとの2枚はココナッツシロップで食べる。
褐色の肌のウエイトレスたち、ごつい体をもてあましたタフガイのお客達でにぎわう店内を眺め、再びこの街にやってきたことを感じる。
ヒロだ。
11号線から130号線へと乗り換え、やがて右手に新設のショッピングセンターとそしてまた更に拡張工事中の隣接敷地(ウオールグリーンができるらしい)を眺めながら左に曲がる。
随分便利になったものだ。
さて、ここが「事件の地」。
しかし日本で起こっている諍い事の地とはとても思えないほど、目の前のここは、緑溢れた、、、牧歌的で、、、、つまり田舎の原野の景色だ。
無垢な本当のハワイの地だ。
昔に比べて住宅は多くなったとよく聞いていたけれど、でも実際の印象はまったく昔と変わらない。
目にするのは右も左も緑と木の景色ばかりだ。
たまに見かける目新しい住宅の横には「フォーセール(売り出し中)」の看板がやたら目に付く。
この地の住宅価格が数年前に比べて半分以下へと大きく下がり、しかし同時にそれは昔ながらのプナ地区の不動産事情に戻ってきたということでもあり、だから買い手の層も昔のそれに戻ってきている。
例えば一般的に、ハワイで日本円で5千万円以上の物件を求める買い手なら、景色や設備や、快適さを第一に求めるだろう。
しかしこの地域には今ではもうそのような物件も、買い手もいない。
今ここを買いたいという人の興味は、広さとか維持費の安いこと、、、、、そういう昔そうであった条件を今また希望する買い手の層へと戻ってきている。
何といっても土地に至ってはこの辺りは生土地なので、金額的には極端にいうともともとほとんどタダのようなものなのだ。
でも気をつけなくていけない。
価格が安いからといって簡単に変な土地を一旦所有してしまうと、そこを住宅として完成させるまでに掛かる費用はあまりに高額になってしまうので、十分に気をつけなくてはいけない。
アフリカ産のジャンクツリーがあまり生えていない区画、下がっていない土地(くぼみのない土地)、下に硬い岩盤が無い土地、太陽の差し込む区画、水の供給のある区画、そして自治管理組合に加入している区画。
まだまだいろいろあるけれど、最低この位の条件はクリアしていたい。
もし区画に大きなジャンクツリーが生い茂っていたら、それを伐採するのに掛かる費用のあまりの高額さ、、、!!
それはもともとの土地代以上に高額であることは普通だし、たまには建築費用をも大きく超えることだってあるのだ。
どうか忘れないで下さい。
土地は建物と違い決してお金を生みません。家賃を取る事は出来ないのです。
だから逆に一旦変な土地を所有してしまうと、掛かる税金の他に、無駄な経費(伐採費、整地費、トラブル解決費など)が莫大にかかりますし、またもともとただでさえ売れにくいこの地域の不動産です。
こういう変な土地を所有してしまうことの最大のリスクは、「処分することが困難」、ということなのです。
タダでもいらない。
そういう場所はあるのです。
(そして安い売り物件はいつでも限りなくある、ここはそういう地域なのです。)
本当のハワイの大自然の中で、日本からなら信じられないほど安価でまともな物件を確保し、ノスタルジックなこの街で、快適なハワイライフを送っていただきたいものです。
そのためには、、、「疑って下さい」、「どんどん質問して下さい」、そして「真実を知ってください」
ホノルルからたった一日だけ、ほんの少し離れただけなのに、ものすごく遠くに行ったような、別の世界に行ったような、そんな錯覚に陥るそこはノスタルジックな、懐かしい街。
ハワイ、ヒロ、、、。
ここはふるさとに戻ってきたようなそんな気分にさせてくれる、そういう母なる街です。
マハロ、、。
ハワイ島不動産(ヒロ地区でのある事件)についてや
他のご質問お問い合わせは「海外ロングステイ相談室」までお気軽にどうぞ。
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