2011年09月26日

ハワイの賃貸住宅でのトラブル@


今日のお話は、半年前に「相談室」宛に頂戴した一つの実話です。

もちろんプライバシーに配慮して固有名詞も出しませんし、一部あいまいな表現にしている箇所もあります。  


半年が過ぎ、トラブルも解決し、お悩みはすっかり過去のものとなったので、今現在そしてこれからハワイで賃貸住宅生活を送られる方たちへの、一つの参考事例としてお伝えしたいと思います。

「ふーん、こんなこともあるんだ。」という風に読んでいただいて構いません。


でももし自身にこういうことが起こってしまったら、何よりも「いたずらに不安になることなく、まずは落ち着いて契約書を読み返しポイントを冷静に整理してみて、それでも心配な場合は最寄のハワイ州弁護士へ相談する。」ということが重要です。

特に相手に言われるままの且つ事情が分からないままの金銭の支出については特に気をつけて、どうか落ち着いて対応してください。

トラブルは時として避けようはありませんが、しかしそこから派生する二重三重の被害というものは、あなたの初期対応の如何では避けることができるものです。 


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質問:

はじめまして。

時々ブログを拝見し、色々勉強させていただいています。
いつもありがとうございます。

今回、初めて、ご相談させていただきます。
今私はホノルルで暮らしております。住んでいる部屋は賃貸のコンドミニアムです。
最近、管理会社が私の部屋を訪ねてきて、通知書を渡されました。

この部屋のオーナーがローンや管理費を数年間滞納していた為に、この物件が差し押さえになり、競売にかけられるという書類でした。

私自身は毎月きちんと決められた日に支払いをしており、延滞したことなど一度もありません。
住んでいたのはちょうど半年です。



ハワイ州立法のもと、90日以内に立ち退きをすればよいと言われました。
一応、部屋は探し始めてはいますが、まだ決まっていません。
部屋のオーナーとは連絡が取れていない状態です。


これからどうしたらよいでしょうか?
気をつけるべきことなどありますか?

お時間のある時に、お知恵を拝借できたら幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。




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 RE


とんだとばっちりということで、散々な目にあってしまいましたね。

何と申しますか、こんなことがよりにもよって自分に降りかかってくるなんて、というところでしょう。

完全な不可抗力です。

たまたま自分がその部屋を借りてしまったから、妙なことに巻き込まれてしまった。


でもこういうのはなかなか体験できないことでもあります。
もし気持ちにほんの少しでも余裕が持てそうな瞬間があったなら、できればこの状況を俯瞰で冷静に眺めてみてください。きっと後々貴重な経験のひとつになっているはずです。



さて、この場合まず最初に確かめるべきは「賃貸契約書」です。

通常の契約書には、このような不測の事態となった場合は、契約はそこで反故にされるというような記載がされているはずです。


実際ハワイ州をはじめ、アメリカの多くの州では、ほぼテナントの権利が弱いので、日本のように居住権を盾に居座ることは難しいです。
したがって今回の場合には管理会社の警告どおり然るべき期限までに立ち退かねばなりません。



もし契約書の中にこのような不測の事態についての記載がなかった場合には、あるいはテナント側からもこのオーナーに対して損害賠償の訴訟をすることも可能といえるでしょう。

 
ただ今オーナーがどこにいるかもわからない、しかも競売に掛けられることが決まっている以上、そんなことをしてもたとえ勝訴しても、実際にお金を取り戻すことまでは困難かもしれません。
結局のところ、無い人からは取ることはできません。
逆に訴訟のための弁護士費用などが持ち出しとな恐れもあります。
(尚もしそういうことについてもっと詳しくアドバイスをお聞きしたい場合は、最寄のハワイ州弁護士へご相談ください。)



ですから現段階でできることは、新しい部屋を探し一刻も早く移ること、そしてこの管理会社は当然顧客用口座(カスタマーアカウント※@会社の儲けと本来オーナーへの収入となる家賃入金を別々に管理するため。※Aまともな不動産管理会社なら必ずあります。)というのを持っているでしょうから(ちなみにこのカスタマーアカウントについては例えば管理会社が倒産した場合には保護されることになります。)、で
すから今テナントとしてあなたがすべき第一優先事項は、この口座に入っているはずのデポジットを、今回の契約不履行という事態を受け、即刻の全額の払い戻しを管理会社宛に通知することです。そしてできるだけ早くに次の家へ移ることです。



ちなみに差し押さえのことについてと、テナントが家賃を毎月支払っていることについては、それらはまったくかかわりのないことです。
差し押さえはあくまでオーナー個人のローンの問題です。
家賃がそのまま自動的にローン返済へなるわけではありません。ローンを支払っているのはあくまでオーナー個人です。そしてそのローン支払いが滞った場合、担保であるこのコンドミニアムは当然差し押さえられます。




ですから今言えることは、これはたまたま出会ってしまった避けようもなかったアクシデント、でも不幸中の幸いに怪我もないし、金銭的なダメージも少ない、どうかそう考えていただき、また次の楽しい生活へ移っていって欲しいと思います。
  

笹本


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RERE

ご多忙の所、早速ご連絡をいただきまして、ありがとうございます!!

通知をもらったものの、どうしたらいいのか分からず、不安で、困っていました。

温かい言葉とアドバイスに、とても安心しました。

いただいたアドバイス通り、できるだけ早く新しい部屋を見つけて、現在の部屋を出ようと思います。

本当にありがとうございました。
  



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トラブルやアクシデントは、時として避けようはありません。
 

問題は
その後何をするか、、、、、、、。

それにより二重三重のトラブル回避については、避けられることもあると思います。  


マハロ
笹本正明
海外ロングステイ相談室  

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posted by 海外ロングステイ相談室 at 09:58 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○ハワイの賃貸不動産
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