2014年10月06日

ハワイ島の火山(溶岩流情報)と観光

ハワイ島火山の溶岩流の最新情報は↓

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ハワイ現地時間の日曜日の今日10月5日、溶岩流は昨日から約90m北東へ進みました。

状況としては、先週水曜日頃から多少活動を再開しているここ数日間という様子です。

10月3日.jpg ←現地時間10月3日の溶岩流地図

当初専門家の予想では、9月23日、24日頃にもパホアの街へ届くとされていた溶岩流でしたが、しかし予想に反して勢いを弱めたり分劣したり方向を変えたり、はたまた再び活動を再開したりと実に気まぐれです。そしてそれでも遅くても10月3日頃にはパホアのごみ集積所のあたりへ届くだろうとの再度の専門家の予測にまたも反して、今日現在もまだごみ集積所まで2キロほどの距離のところに居座っています。

でもしかし、それではこの辺りで終息なのかといえば必ずしもそうではないようで、ここ数週間ゆっくりゆっくりとなって日にせいぜい30mほどの歩みだったのが、先週の水曜日頃からは多少まだ活動をしはじめ、そしてその後4日ほどの間に今日まで合計400mほど進んでいます。


この先のことは、、、、、、誰にも分かりません。

Now no one is predicting anything.  It is a wait and see time.


もちろんいろいろなことを言う人もいます。

そして各々様々なことをする人もいます。

パニックになる人もいます。もちろんそうならない人もいます。

八つ当たりをする人もいます。自分のことはさておき隣人を慰める人もいます。

遠方の隣人へ逐次新着情報を送ってあげている人もいます。それの際に悲観を込めて伝える人もいます。あるいは真逆に楽観的に伝える人もいます。

今日もまたいつもどおりに起きて、食事をし、庭にブローをかけ、別の日には除草剤をまく人もいます。

とっくに庭いじりをやめ、雑草がやたらに目立ち始めている庭もあります。


誰にも分からないのです。

言えることは、、確かなことは、、、今日この時までの事実だけです。

明日以降のことは誰にも分かりません。

 南プナ地図.jpg ←南プナ地区全体図

現状この溶岩流はゆっくりです。

正にその名前(The June 27th lava flowのように6月27日噴火の溶岩流です。

なのにまだこの歩みです。

そしてこの先進むだろうと予想されていたパホアの街、130号線、、、そして更には海へ向かうとして、ハワイアンパラダイスパークとハワイアンショアーズの間辺りを進む(かも?)その頃までには、しかし噴火してから今日現在まで進んだ距離よりもその倍以上まだまだたっぷりあります。

今現在の辺りで留まりやがて休止するかもしれません。あるいはやはりパホアの街へやってくるかもしれません。

誰にも分かりません。


場合によっては、このまましばらく留まり、しかし鎮静化もせずの状況でしばらくこのままの状態が続く可能性だってあります。

そうなった時どうするか。

あるいはそういう膠着状態なストレスな状況下から、さっさと抜け出し、まったく新しい場所で一からスタート、という選択肢ももちろんありです。

あるいは、こうなれば現実に本当に溶岩流がやってくるその時までは今まで通りの生活を続けよう、という選択肢ももちろんありです。


長期戦になりそうです。

幸いハワイの火山はこういう性質のものですから、突然の悲劇というのはなかなかありません。(一方日本では今回の本当に気の毒な御嶽山の災害のように、急速で激烈でその被害は大きなものとなりがちです。)ハワイのと日本のでは同じ火山という名詞ですが、まったく種類が違っています。今回のハワイのそれはいまだ負傷者も建物消失もありません。


それからこれは多分にお国柄ということかもしれませんが、現実的な対策や行動が次々に取られているのもアメリカという国らしいと、改めてとても心強く頼もしく感じています。(こういう場合我が日本なら、制度のせいなのかそれともそもそもの気質のせいなのか分かりませんが、残念ながらいつもなかなか対応策が決まらずに、全ては後手後手になり、、、、という感があります。)


予想を憂いていても仕方ない。まずともかく今現実的にやれることをやろう。今すぐに。

アメリカにはそういうシンプルな発想が今なお確実にあります。

困っている人が目の前にいる、なら助けよう。例えばそういうシンプルな発想です。


現実に、130号線まで溶岩流が届いた場合に備えて、この唯一の幹線道路が万一寸断されるとそれ以南の地域が陸の孤島となることもあり、ナナワレからハワイアンショアーズへ、ハワイアンショアーズからハワイアンパラダイスパークへと繋がる2つの迂回路(海側のと昔のサトウキビ畑時代の線路道を利用して)を急ピッチで工事し、溶岩流がもたもたしている前に突貫工事で猛スピードで完成させてしまうのですから、これはさすがアメリカです。

緊急時の道.jpg ←緊急迂回路図


迂回路.jpg ←迂回路入口写真(緊急時までは立ち入り禁止)


そしてそれだけに留まらず、先週からはもっと大掛かりな工事を、迂回路としての Chain of Craters Rooad の工事まで開始されました。

本当に開始されるまで、正直にわかに信じきれませんでした。

しかし本当に彼らは始めたのです。

それはやはり必要だからです。困難だろうが何だろうが、やれることをやろう、というシンプルな発想からです。

ケノイ計画.jpg Chain of Craters Rooad の迂回路

ハワイ島のボルケーノ、キラウエア火山国立公園へ行かれたことのある人たちはご存じでしょうが、11号線から国立公園へ入り、そしてすぐ左へ曲がりずっと道を下っていくとそこが Chain of Craters Rooad という道路になります。そして海へ向かい下り、最後には道路は行き止まりになります。その行き止まりとなった道路の上には1983年から1990年の噴火で流れた溶岩流が張り付き固まり、ずっと向こうのカラパナの130号線の南端までの道をふさいでいます。(おそらくここを数時間かけて歩いたりしたことのある人も大勢いることでしょう)

今回する工事とは、何とこの溶岩流により寸断された道を今迂回路として蘇らせようとするもので、早々に許可が下り、そして先週から始まっているというのです。

工事は以前のアスファルトを利用するようにと、覆われた溶岩流をブルで押し剥がすという方法で行われています。


これによりもし130号線が寸断されたとしても、それ以南の住民にいくつもの迂回路が確保されているということにもなって、以前のようにとはいかないまでも、それなりに生活はできるということになります。

加えて、HELCO(ハワイの電気会社)では電柱耐熱カバー設置の工事も進めているし、その上ハワイ郡役所では今度は、いっそ溶岩流を川と見立ててその上に橋をかけてしまおうか、というまるでマンガのような計画まで地元新聞の一面に堂々と出てしまうくらいです。

確かにこういう国に住んでいたら、相当に心強い部分もありましょう。

 電柱カバー.jpg ←電柱用耐熱カバー取り付け


溶岩流の上の橋!.jpg ←溶岩流の上にかかる橋(画像加工のイメージ図)


さて今の現実のパホアの周辺の状況は、何しろこういうゆっくりゆっくりの溶岩流なので、今この「溶岩の中に消えゆく街(と言われている)」への観光客は多いです。

日本の火山噴火とは違い(到底同じ火山噴火という言葉では語れないほど実情が違い過ぎる)、今日明日でどうこうのはないので、このパホアの街へは今現在通常時をはるかに超える観光客がやってきては、「消えゆく街」を堪能し、「ラバセール(溶岩流のための閉店セール)」で買い物をし、満員のレストランで向こうの煙を眺めながら食事をし、その足で溶岩流の近くまで行き、(写真のようなおバカな)姿をSNSにさらしという状態だったりです。

 おバカ.jpg ←おバカな観光客


溶岩流閉店セール.jpg ←ラバセール


近隣の住民にしても日常生活自体はそれほど変わっていません。変わりようがありません。

例えばハワイアンショアーズ地域にはまだ避難警告はないので、そこの住民の生活で変化したことは、まず暑いこと(だから今クーラーが売れているそう)、毎週避難警報のテストが行われるようになったこと、マーケットに日々溶岩流の新着地図が貼られていること、それくらいで、それ以外は、やはり庭いじりをし、朝市に買い物に行き、ゴルフをし、釣りをし、海に行き、と普段の生活を送っている人が多いようです。

少なくてもおよそ火山が噴火し溶岩流の進路予想の先に位置している地域の生活ではありません。



現地に家を持っている日本人のロングステイヤーなら、この一見不思議な状況についてを感覚的に理解していることでしょう。

しかし他方ほぼ現地に行ったこともない(あるいは遠い昔に一度だけというような)不在地主の、土地のみの所有者である日本人所有者は、どうでしょう?

おそらくほとんどの方が、そもそもこの今の火山の噴火からなる溶岩流の現状のことを知らないのではと思いますし、またそもそも自身の土地がどこに位置するのかすら正確に認識していない、溶岩流と自身の土地の位置関係がまったく理解できていない人が圧倒的多数ではないでしょうか?


自身の所有地です。

当然きちんと知るべきです。

加えて、責任の範囲、義務の範囲、選択肢、現実、そしてこの先のこと等についてもやはり知らねばなりません。


その上であちら流に、やるべきことを、やれるべきことを、シンプルに、やる。

必要なものを必要な時に。

やれることを、早く。

そうしなくてはなりません。


何事も、手遅れ、では仕方ありません。

知らなかった、では、やはり済みません。



正確な情報を知り、今の事実を知り、その上で、何ができるのか、何をするのか、今何をするべきなのか。そこがあなたの選択肢であり権利です。


先送りの国にずっと住んでいると、いつもはニュースを見るたびにそれを批判している自分のはずが、しかし自身もこうして彼の地のことでは自身の責任と義務をずっと先送りしていることには気が付いていません。


「今」であり、「何を」です。

後でとなると、それは「急ぎ」ではなく、「慌てて」、となってしまいます。

「何を」の選択肢もその時にはほぼない状況で、それでは大損害となりがちです。


いずれやることなら、今やるべきです。


迂回路についてを散々計画して、各役所で話し合い、ようやく合意を取り付け、技術の粋を集めて最高のものを作り上げた時、、、迂回させるものも人もいない、、、では笑い話にもなりません。

やるべきことをシンプルに決めたら、あとは即です。



特にこういう時です。

例えば今こういう時だからこそ、現実のハワイ島の姿とそしてそこにある自身の土地を見に行ってみる。

そういうことを「今」予定してもいい時です。

普通の時にわざわざ普通の観光旅行をするためにいくより、ずっといいです。

本当の姿を見ることができます。感じることができます。

そしてこれを体験できる機会はあまりないです。


その上で、自身の土地の場所をこのときに改めて認識し、実感すべきです。

溶岩流という現実からどれほどのところに位置しているのか、熱は、匂いはどうなのか。

周りの住民は今何を感じているのか、環境はどうなっているのか。


何もない普段に訪れても、いわゆる観光地を巡り、ガイドブックに出ているレストランと、リゾート地の広大な敷地内にある設備や施設だけで時間を過ごし、そして帰国です。

でも今なら、ワイルドな本当のハワイ島を、確かに今なら感じることができます。

こういう時でも普通に暮らすロコの姿を見ることもできます。


ついでにあなたの土地を、どこにあるかも知らないその土地を見て、そして周囲を感じ、与えられた責任と義務を、どうか今一度考えてみてください。


もし本当に今のこの溶岩流のこの時ですが、でも訪れたいと考える方がいたら遠慮なくお気軽に僕宛にEメールして下さい。aloha@hawaii-consultant.com

僕の現地の日本人の友人とかあるいは泊まるところだっていろいろ紹介できると思いますし、何ならご一緒できるかもしれません。


ハワイ島を感じるなら、普段よりも間違いなく今です。確かに希有な機会です。

雑誌もテレビにも載っていない、今の本当のハワイ島を、是非たっぷりと感じてみてください。

Mahalo with Aloha

笹本正明
海外ロングステイ相談室

Twitterhttps://twitter.com/hawaii96720


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タグ:ハワイ観光
posted by 海外ロングステイ相談室 at 12:32 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○海外ロングステイ相談室から
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