7月12日から8月10日までの間、ハワイ島パホアに滞在しております。
上記滞在期間中は日本の固定電話も携帯電話も通じませんので、その間はハワイの携帯電話(808)375-2440宛に国際電話をかけていただくか、通常どおり aloha@hawaii-consultant.com 宛にEメールにてご連絡下さい。(尚、LINEやもしくはFaceTimeなどを使った無料通話も可能です。)
追伸;滞在中には、当ブログやホームページ、あるいはTwitterなどへ現地情報をUPして参ります。
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MLSというのはもう随分知られるようになったのでしょうか?
MLSというのはハワイ州の不動産の売買で欠かせないものです。
売り出し用のインターネットサイトとしても側面もありますが、MLSを中心のデータベースとして、そこから今では様々なサイトがPCからもスマホのアプリを通じて、世界中からどこからでもハワイの不動産について閲覧可能となります。つまりハワイ州売買の情報の根幹です。
このMLSを管理運営するハワイ・インフォーメーション・サービスというハワイ不動産協会の組織があります。
ここのウエブサイトのトップページの「メンバー」という項目から同サイトへログインできれば(ログイン可能なのは一部を除きほぼ全員ハワイ州のリアルターです)、他のMLSのデータを用いたハワイ不動産のサイト以上に、より詳細な、よりリアルな、より綿密なMLS情報、そしてその他情報へアクセスすることができます。
これは実にパワフルです。
例えば、私の場合(私もここのメンバーです)、まずメンバーとしてログインした後、私の「海外ロングステイ相談室」のホームページから問い合わせがあった方のフルネームを例えば入力します。そうすれば一目、その方の不動産詳細やあるいはもし売りに出していればそのMLS情報も調べることができます。
そしてそこにはその方の知らない情報も、、例えば、当該不動産を何年何月何日に何ドルで誰から購入したか、そういうこともわかります。あるいは遡って前の前の前の持ち主が売却するためのMLS情報も調べることもできます。
情報と情報を組み合わせることにより、例えばリストのようなものを作成することも可能です。
例えば、住所がJAPANとなっている所有者のリストとか、、、(これにより例えば各島の日本在住の日本人所有者のリストができます。)
あるいは、売却する際には、例えば、地図で自身の不動産の周りを囲い、その中のつまりほぼ同条件の不動産の、最近半年間の売却済みリストと売り出し中リストを作成することもできます。
これにより、いくらくらいで自身の不動産を売り出した方が良いかが現実的に判断できます。
同時に売り出し中のリストで、売り出し期間325日などというMLS物件を見つけたりすると、、、ああ、この人とこの人のリアルターとの間にはコミュニケーションがないのだろうか?と(大きなお世話かもしれませんが)ふと心配にもなります。
そして大体そういう物件に限って、MLSを見てみると、写真が極端に少ない、(当然動画などはない)、という場合が多かったりします。
買主の側からすれば、沢山ある売り物件です。そういうのはそれだけで省かれてしまいます。
ハワイ島のプナ地区、、その多くのサブディビジョンの土地は1エーカーです。
そして空き地不動産が多く、且つ日本の日本在住のつまり不在地主の多い地域です。
しかも所有者はもう何十年もただただ所有し続けているそういう不思議な地域があります。
所有者の多くは、何十年か前に、当時の日本のハワイ不動産(しかしそこはハワイ州のリアルターの会社ではありません)から、現地で売られている価格の数倍で買わされている経緯があり、つまり気の毒な被害者の方達ということです。
当時1万ドルほどで流通していた土地区画を800万円ほどで売りつけられてしまったのです。
つまりその土地の値段は1万ドル、それに700万円の手数料、、、という構図、そういう売買です。
はい、異状な売買です、というより、それを売買と呼ぶのは当然おかしいです。
「本当は100万円くらいの価値であることは認識していました。でもとても親切で良い業者さんだったから、いろいろ旅行も連れて行ってくれたし、接待も受けたし、だから700万円の手数料がかかることも納得していました。だから合計800万円で買いました。」
もちろんそういう人はいるわけないでしょう、、、、。
MLSの開示は重要です。
MLSのみがハワイ不動産売買の公正化を保つと言っても過言ではありません。
そしてハワイ・インフォメーション・サービスにログインできる業者を通じて売り買いをすることも、できれば目の前にPCを置いてリアルタイムで、ハワイ・インフォメーション・サービスにログインして、情報を「今」目の前で知るということも大切です。
そのことにより、あたなが売りたいあなただとしても、買いたい買い手の気持ちもわかってくることでしょう。
候補の金額の幅(いくらからいくらまでと)を打ち込み、地域をいくつか打ち込み、海側がいいかとかそういうことも打ち込み、、、、ずらりと売り出し中の物件がパソコン画面に出てきます。
売り出し金額が安い順に並んでいますので、あなたはまずその一番上の物件をクリックするでしょう。
そして次に何をするか、沢山ある売り物件です、正直申して物件の説明書きを最初から読む人はまずいません。
だからまずパッと目に入るのは写真です。そして動画です。
良い写真が沢山掲示されているか、、特にハワイ島のプナやヒロは雨の多い地域ですので、写真を撮るにもタイミングがあります。そこまで気遣ってくれているか、、動画はあるか、、、。
言葉はとても悪いですが、いくらあなたが高額で購入した不動産だとしても、手数料込みで800万円で購入した不動産だとしても、しかしやはりそれは100万円のつまり1万ドルの不動産なのです。
普通のリアルターにとって(そのリアルターは決して悪い人はありません)、しかし利益にはあまりならないそういう不動産なのです。
ましてそのリアルターのいるところが、プナでもヒロでもなく、コナだったりホノルルだったりしたら、、、。わざわざ写真を撮りに行くのも時間も経費もかかるのです。
一方、それがホノルルのカハラあたりの超高額物件なら、それは時間もかけます、手間も惜しみません。何しろ不動産売買の手数料というのは%ですから、、、、。
しかしプナの土地の場合、場合によっては持ち出しになることもあり得ます。
だから写真を数枚だけ撮りMLSへ載せ、あとは申し訳ないけどそのまま、、、そういう物件が沢山あります。
当然いつまでも売れません。
だって売値は高過ぎるのです。
且つ買い手の手を止める写真も動画もありません。
ただただ時間だけ過ぎていきます。
売りたい場合、買いたい場合、知りたい場合、ともかくハワイ・インフォメーション・サービスからアクセスしてMLSの情報を、業者と一緒に見る、そしてとことん訊く、どうかそうして下さい。
もちろん僕もこのハワイ・インフォメーション・サービスにログイン可能な人間の一人です。
なので、まずは「知るため」にお気軽に問い合わせて下さい。そして何でも訊いて下さい。
きついことだとは重々認識しています。
知りたくない現実から目を背けたくなる気持ちもわからなくはありません。
でも「現実を知る」ことしか、「その次」の行動はありません。
一体何十年このままを続けるつもりですか?
そこは確かにあなたの土地ではありますが、しかしその周りには現地の人が住んでいることもどうか考えてみて下さい。
荒れ放題の土地の周囲にたまたま住んでしまっただけで、周辺全て環境にも影響します。
「要らない、死んだら、あとは州に寄付するから勝手にしてくれ。」
寄付って、、もしハワイ郡のものとなったら、つまりハワイ郡がその土地の固定資産税を支払うことになりますが、、、それを郡の住民が果たして許しましょうか?
ちなみにもし競売となる場合でも、競売して買い手が決まるまではずっと名義はそのままです。一時でも郡へ名義が変わることはありません。だって変わった途端に滞納している税の支払い義務者となってしまうのですから、、。
つまり競売しても買い手が決まらない場合はずっとそのままです。債務者はそのまま変わりません。
そもそも競売するにもお金がかかります。
そしてそれは当然税金です。
だから郡は無駄な税をそうそう投入できません。
つまり競売しても売れないだろう、債務を回収できないだろう場合は競売はできません。
だから今も尚プナには荒地となった区画が沢山あります。そしてそのことがプナ全体の不動産価値を下げている要因の一つでもあります。悪循環ということです。
被害者だった日本人不在地主が、ついには同地域の現地住民からすれば加害者となっているのです。まさに皮肉なことです。
まずはあなたの物件の「事実」を知ることです。
HAWAII INFORMATION SERVICE (ハワイ・インフォメーション・サービス)のメンバーの一人として、是非に知って欲しいと思います。
日本の悪しき習慣である先送りという風習?には良いことは一つもありません。
(敷地内の木だって日々伸びているのですから、、)
まずは現実を知ることです。正確な情報を知ることです。
どうか、特に十数年以上のハワイ島の不在地主の皆さん、どうか一度ご連絡いただければ幸甚です。
今回の滞在中、ご連絡いただいたあなたの土地を見に行ってきて、その「今」をお知らせいたします。
そして少しづつでもいいので、あなたのハワイの不動産の今後について、ふと考えてみてもらえると嬉しいです
「海外ロングステイ相談室」ができて今年で8年になります。
でも最初の頃となーんにも変わってはいません。
いつでもここはあなたのための個人的な相談室です。
今思案中の方、セカンドオピニオンが欲しい人、どうかお気軽に何でも訊いて下さい。
Warmest Aloha,
笹本正明
海外ロングステイ相談室
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