2008年07月09日

米国のビザについて少しだけ、、、。

米国のビザについて少しだけお話してみようと思います。

海外ロングステイに関する様々なご質問を頂く中で、このビザについてかなり誤った解釈をされている方が想像していた以上に多いことがとても気になっています。

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中には、ビザウェーバー(いわゆるビザ無入国)の滞在期日は3ヶ月間である、と誤解している方もいます。
ビザ無渡航の期限は90日間です。
ですから3ヶ月だと思っていて91日目になってしまうと不法滞在ということになります。
たった一日のことですが、1度でもこれをやってしまうと次回の入国が非常に難しくなります。

そしてこれも不思議に多くの方々に広く浸透しているお話なのですが、90日滞在が年に2回可能である、というものです。
つまり一年に180日間は合法的に滞在できるというのです。

90日滞在は確かに法律ですが、それが2回合計180日滞在という法律はありません。
でも多くの方がそう思われているのも事実です。

このような誤解はいったいどこから生まれたのでしょう。実に不思議です。


話しは変わりますが、米国確定申告義務者は何もアメリカ人に限りません。
外国人でもその義務のある人は大勢います。
米国内で収入の有った人は当然ですが、米国に一年のうちその半分以上、つまり183日以上滞在した人にも確定申告の義務が生じます。これは居住者と見なされるからです。(結果納税額が0でもです)

ですから想像するにくだんの「180日」と言う数字はここが発端なのでは、、そう考えています。

そもそも確定申告を受けなくてはいけなくなるということはアメリカに住んでいると見なされているということです。
ですからビザ無滞在でこれに該当するということは極めておかしな話なのです。

ですからビザ無の滞在の場合滞在日数は必ず合計182日以下でなくてはなりません。
そしてこの日数にしてもこの期間は間違いなく滞在できる、そういうことでは当然ありません。
これを決めるのは入国審査官だけです。
入国審査官がもし「NO!」と言えば駄目です。

90日+90日=180日、もしくは90日+46日+46日=182日滞在しようとする方の多くは恐らく現地に家を所有している方々でしょう。

たとえばあなたがそうだとして、あなたは自分たち不動産所有者はその国にお金を落としている分他のホテルステイの観光客よりも優遇されても然りと思ってしまうこと、ありませんか?

もし少しでもそう思ったことがありましたら、次回入国審査官に「NO!」と言われないために、是非ともその考えを捨ててください。

グリーンカード、つまり移民ビザ保持者以外の人は自国に帰る事を前提に入国が許可されているのです。
ですから家が有る方の場合ですと、逆にこのまま住み着くのではないかと余計な誤解をされることもあるのです。
用心してください。あくまで旅行です。観光です。住み着くことはありません。一切その気はありません。そういう態度で具体的に入国審査を受けてください。

一番重要なことはとにかく帰りのチケットを持っていることです。
そしてむやみに家や貯金がアメリカにあることを審査官にひけらかさないようにしてください。誤解しないで下さい。うそをつけということではありません。うそが最もこの場合いけないのです。
僕が言いたいのは、家がある、お金がある、これはいいのです。しかしその家とお金がこの国であなたが住むためのものである、そう思われないようにしてください、そういう意味です。
是非とも審査官が、あなたが日本に帰る理由を探せるようにお話下さい。

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ついでにこの入国審査官について補足しておきますと、入国に関しては入国審査官が全権を握っています。

その審査官が「NO」と言えばそれきりです。
そして一度でもNoと判断されるとその記録が残ります。そして次の入国は簡単ではなくなります。


ついでにもう一点補足します。
ビザというのは入国許可書のことです。これは領事館で発行されます。
しかしこれを取ったからといって必ずしも入国できるとは限らないのです。

先ほどと同じです。
滞在許可は入国審査官が決めることなのです。これがないと例えビザがあっても入国できません。

飛行機で書かせられるI−94というのはフォームありますね。
これが滞在許可書です。
ここに入国審査官が滞在日数を記入します。
ビザと同じ日数ということではありません。

このI−94に記入された日にちがあなたの合法滞在日数となるのです。
入国した時点でビザに書いてある数字はもう意味を成しません。
I−94が全てです。誤解しないように十分気をつけてください。

そしてたとえその時ビザの有効期限が残り少なくなっていたとしても、I−94に記された日にちは滞在できるのです。
(ビザの有効期限残り4ヶ月、I−94の残日2年、この場合2年滞在は合法です。しかし4ヶ月後一時的に国外に出てしまった場合、残っていたI−94の日数は全て消えることになります。ビザを再び取らなければ再入国は出来ません。)

また、5年間のビザを持っていたとしても、入国時Iー94に1年間しか滞在日数が記入されない場合もあります。
当然合法滞在日数は1年間です。
間違ってもビザを優先してはいけません。それは不法滞在となります。

余談ですがこのような場合は、1年後にカナダかメキシコ以外の海外に一度出て、またすぐ再入国すれば、新しいIー94がもらえます。(しかもビザはまだ残っているので日本に行く必要は特にありません)


ビザについて語ることは非常に難しいです。
場合によってはその人の人生を左右しかねません。
ですから軽はずみにアドバイスはできません。

そしてビザについては、時々法律が変わることもあって、こういう場で文字として記録しておくことは後の人たちに要らぬ誤解を招くのでは、そうつい考えてしまいます。

数ヵ月後法律が変わり今日お話したことの一部が変更してしまうことも十分ありえますので、ですからこのような場で解説をすることがどうなのか正直迷うところです。

しかしながら多くの方々とお話するうちに、あまりにもたくさんの方がこのビザというものに関して誤解をされているようですので、やはり少しだけこの件に触れてみることにしました。

グリーンカードの抽選もそろそろです。(もし今年もあれば、、。)
ですからその前に、次回ももう少しこのビザのことについて整理して触れてみようと思います。
posted by 海外ロングステイ相談室 at 22:23 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○ビザ

2008年07月12日

米国のビザについて少しだけ、、、。#2

ビザウェーバーシステム

東京の溜池山王にアメリカ大使館があります。
僕は時々所要でそこを訪れるのですが、その度にすごい数の人の列を見ることになります。
大使館正門入り口は2列に分けられていて、いつもその右列だけに長い列ができています。
そして並んでいる人たちは何故か一様に小脇に郵便局のエックスパックを抱えています。
(ビザ取得代行会社からの返信用書類?)

僕はほとんど人のいない左の列に並びます。
(でも並ぶほど人はいません)
セキュリティーチェックゲートは一つだけですので、入り口付近で右列と左列が一つになります。
僕はそこにものの1分でたどり着きますが、右列の人たちは30分以上も待ってようやくそこまで進みます。
「割り込みかよ」、そういう冷たい視線を受けながら、僕はセキュリティーチェックゲートをくぐります。
右はビザの列、左は公証など米国市民サービスの列です。
そう表示版に書いてあります。
でも並んでいる隣を後から来てすいすい追い抜いて、その先頭でセキュリティーチェックゲートをくぐろうとしている、それは気分悪いですよね、僕も逆の立場ならそう思います。
(大使館さん、気まずいので、もう少し何とかなりませんか?)

ともかく、すごい行列です。
つまりこれだけの人が何らかの理由でアメリカに入国しようとしているのですから、大したものです。

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ほとんどは非移民ビザの申請でしょう。
学校に入るためにF、Mビザを申請しに来た人、短・長期の仕事のためのE、H、I、L、そういうビザを申請しに来た人。
それにしても、このたくさんの人たちが数日後、数週間後にはアメリカにいるんですね。

ところで皆さんは非移民ビザと移民ビザの違いお分かりですか?

移民ビザを取り現地でグリーンカードを発行してもらう。
つまり永住目的の方が申請するのが移民ビザです。住むためのビザ、文字通り移民です。


これに対して学生や駐在員などのビザは非移民ビザと呼ばれます。
これはある目的の遂行のためあくまで一時的に米国に滞在するためのビザです。
ですから米国に住むことを認めるビザではありません。
認めているのは「滞在」です。
ですから目的が終了次第に帰国しなくてはなりません。
「住んでいるのはあくまで自分の国ですよ、でもやるべきことがアメリカであるので、そのために暫時滞在しなくてはならないのです、もちろん移民(居住)はしません」これが非移民ビザです。

それに対して移民ビザは、居住するためのビザですから、目的に関わらずずっと住み続けることができます。
そして通常5年を経ると、今度は米国市民権取得申請をすることもできるようになります。
そうなればアメリカのパスポートを持つことになりますので、当然選挙権や福利厚生を米国人と同じ様に受けることができます。
(ただし大統領にはなれません。アメリカで生まれたアメリカ人にしかその資格はないのです。ですからオーストリア人から帰化したシュワルツネッカーは残念ながらレーガンのように大統領にはなれないのです)

このブログを読んでいる方で、市民権のことまで考えていらっしゃる方はほとんどいないでしょう。

しかし他方でグリーンカードの抽選に申し込む人は毎年たくさんいます。
当然このブログの読者の多くもそうでしょう。
軽い気持ちでグリーンカードは欲しいなと思っている方は多いのです。

しかしもし取得できた場合、そのデメリットのことについて、考えたことありますか?

たとえば税金面。非移民ビザの方と違い、アメリカに住んでいるいないに関わらず毎年申告の義務があります。
そして日本の税習慣は今住んでいる国地域の税率に影響されますが、米国のそれは一言で言うと世界中にどこにいても米国の影響しか受けないということです。
たとえば日本人が海外で収入を得た場合その国の税率で税金を支払います。
ですからその国の税率が低いととても得をすることになります。
しかしながらグリーンカード所持者は世界中どこに居ても米国の税率から逃げることはできないということです。
税率の低い外国に居るその恩恵を受けることが出来ないのです。
ですから逆に、せっかく取ったグリーンカードや市民権を今度は手放そうと、弁護士を雇い申請する人も少なくないのが現実です。しかし当然簡単なことではありません。

全ての物事にはメリットとデメリットが混在しているのです。



このブログを読んでいらっしゃる多くの方は、ビザウェーバーシステム(ビザなし渡航)とのかかわりが一番多いのではと想像します。

実は日本と米国とのそれのように、相互にこのビザウェーバーシステムを導入している国はそれほど多くはありません。
確か20から30ヶ国程度だったと思います。(興味のある方は調べてみてください。そして教えてください)
日本でもこのシステムが導入されたのはようやく80年代になってからです。
それまではたった一週間のハワイ旅行にもいちいちビザを取りにいっていたのです。

ビザウェーバーシステムに関しての一番の注意点は、何と言っても「期間」です。
滞在期間は90日が限度です。
そしてこれは法律で決まっているから分かりやすいのですが、この90日以内滞在を果たして年に何回できるのか、そして年に合計何日まで滞在できるのか、実はこれには法律がないのです。
はっきり申しまして全て入国審査官のさじ加減一つなのです。
でもここで一度でも拒否されて、帰国させられるとパスポートに特別な記号が付けられますし、また今は電子化でオンラインで記録が残ります。ですから次回からの入国は相当に難しくなるでしょう。

ですからともかくこの審査官に、この人は住むつもりでいる、そう思わせないこと、そういう不安材料を取り除いてやることが重要です。

米国に年間183日を超える期間滞在したら確定申告をしなくてはいけません。
暮していると見なされるからです。
ですからこの期間ビザウェーバーシステムで滞在しようとしたら、当然審査官はこの人は住むつもりだと判断するでしょう。
まだ30代40代の働き盛りの人が、日本のバケーションシーズンでもない時期に、例えば一月おきに渡米を繰り返す、これは移住の準備ではないか?そう疑われてしまうこともあるかもしれません。

はっきりと法律で決まった日数制限がないことは不安でしょうが、まずは誰が見ても常識的な滞在日数で入国すること、そして自分は日本に住んでいて、米国には遊びに来ているだけです、常にそういう気持ちで入国審査に臨んでください。

謙虚に、ニッコリ、堂々と、、、。



空港を一歩外に出れば、ビーチと太陽とあの心地よい風が、あなたを待っています。



posted by 海外ロングステイ相談室 at 21:29 | ホノルル ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | ○ビザ

2008年09月10日

グリーンカードの抽選

米国国務省のウエブサイトに最新のグリーンカードの抽選についての記事が掲示されました。


http://www.dvlottery.state.gov/


DV−2010 の受付を近日中にスタートします!
DV−2010は2008年10月2日から2008年12月1日まで受付をします
詳細については近日中にウエブサイトにて公開されます


※これは米国国務省のDV−2010ウエブサイトのトップページを簡易和訳したものです。



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グリーンカードの抽選。

昨今いろいろ代行業者はありますが、実は申請は意外と簡単です

それにあなたは、もしグリーンカードが取得できたらアメリカで暮してみたい、そう考えている人です
 

もちろん今は英語も流暢には話せません


でもそれがどうしました

構わないじゃないですか、今は日本でりっぱに暮しているのですから。


ビジネス英語やネイティブな習慣は、アメリカで暮らすようになってから徐々に学んでいけばいいことです

まったく焦る必要はありません


アメリカでの暮らし、、、。

DV−2010はその第一歩です

だから折角ですから、このグリーンカードの抽選、自分で記入し自分で申請してみませんか?



今後、実際にアメリカに行き、そして住み、生活をするようになると、日常の様々なシーンでたくさんの書類に記入作成する機会は、結構あります
だからこれはその練習です

英文の書類に書き込むこと、それはすなわちアメリカで暮らすということです。(大袈裟に言うと)

もちろん初めての経験ですから、分からないことはたくさん出てくるでしょう

そういう時には、遠慮なく当相談室にメールして下さい。(こんなこと訊いてもいいのかな、そう疑問に思われることでも構いません)



自分で申請

これは何もお金を節約することが目的なのではありません

実際出来る事は、なるべく自分でやった方が今後のためになるし、そしてやり遂げた時には何とも言えない充実感があり楽しいものです。

これからはアメリカで、自分で銀行口座を開いたり、社会保障番号を取得したり、運転免許を取ったり、そういう経験をしていくでしょうから、まずはその第一歩です。

DV−2010に幸運にも受かった場合、米国指定病院での健康診断、経済状況の証明、そして米国での滞在先などの提示が求められ、その上で米国大使館での面接となります。
(個人的な話をしますと、僕は何度かこの面接のお供をして米国大使館まで行っています。その方の銀行明細や証券などの翻訳をして、分厚い書類にまとめ、夢と希望を持ってグリーンカード取得された方のお手伝いをしたことが何度かあります。それは僕にとってもとても嬉しいことで、とも良い経験でしたただ一点、僕はそうやって他人のお手伝いをするだけで、自分はこのDVにかすりもしません、、、。何度も出してはいるのですが、、、、。)


ともかく、出来る事は自分でやられた方が良いと思います

きっとその後のアメリカでの生活が違ってきます



「海外での生活」、そういうことを夢見るなら、特に出来ることはやるべきです。

そのためのお手伝いなら喜んでいたします。

分からないことはどしどし訊いて下さい


特に50歳以上の方が対象です。20代の若者は、まずはインターネットの辞書を使ったりしながら、出来るところまで自分で試行錯誤しながらやってみなさい!どうしてもわかない、、、そこまできて始めて連絡してきてください。その時はお助けしますので。)


まずは国務省のホームページチェックしましょう

近日中に今年の詳細がアップされるでしょう


 http://www.dvlottery.state.gov/ 
posted by 海外ロングステイ相談室 at 22:41 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○ビザ

2008年10月22日

韓国人のビザ免除

以前このブログでもお話ししていましたように、韓国を含む計7ヶ国で米国への短期旅行者へのビザ免除が今月17日に正式に認められました。


ちなみに日本では既に1988年からこの対象国となっています。

そのお陰で私たちはパスポートひとつでいつでも気軽にハワイやカリフォルニアへと旅行ができるのです。
 

(それ以前の、あの大使館での長蛇の列、、もうお忘れですか?)
 


韓国、チェコ、ハンガリー、エストニア、ラトビア、リトアニア、スロバキア、が今回新たに加わった7ヶ国です。
そして今後はポーランド、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャ、などへも広げていくらしいです。

米国としても観光収入が増えますので、経済的には好影響ですね。


 
 HI.jpg 

ハワイの不動産ブログとしては、そうなると今回のこの一件で、俄然韓国を注目します。

 
実は数ヶ月程前からある大手タイムシェア会社が韓国へ乗り込み、既に大掛かりな営業活動を始めています。

確かにこの流れで即需となり得るのはタイムシェアとなるのでしょう。

何しろビザ免除の導入にもっともぴたりとはまる形態です。
たった1週間の滞在に、やはりそのために大使館用に書類を作り、並び、、、、。

それはかなり面倒だったと思います。
 

でもそれが解禁免除され、いつでも気軽に行けるとしたら、、、。


だから、タイムシェアを今売りに出している人にとっても、今回のこの話は朗報となるはずです。

ただし、タイムシェアの新規開発物件が多い場合には、皆様が売りに出している中古まではなかなか順番が回ってこないかもしれません。

(だからこの機会にもう一度プッシュです。あなたのタイムシェアリセールのリアルターへ、この機会にもう一度プッシュです。そしてたくさんの売り物件の中から少しでもリアルターに印象付けて下さい)
 


 
ハワイ不動産全体としては、何といっても今は絶好の買い手市場です。

数十年に一度という好機です。

 
当然最後は韓国人のハワイ愛好者も、「通常の不動産の購入」、ここに向うのだと思います。 



 
経済は常に上に向かったり、下へ向かったり、その繰り返しです。そして今はその下の方に位置していることは誰にでも分かっています。

でもこの先そこから更に下へと向うのか、それとも上へと反転するのか、それは誰にも分かりません。

結局、今が底なのかはどうかは誰にも分からないのです。

ただ今が悪い時期ということだけがわかっているだけなのです。


いつ上昇サイクルへと転じるか、、、、。

 
誰にも分からない時には歴史から学んでみるのもひとつの手です。

ここまで血が流れ出る程のひどい経済の波というのは歴史的にもそうそうはない。
とすると考察する材料は限られてきます。
そして気付くことがあります。

そういう時には実はリバウンドも大きかったのだ
大きかったのだと
 

つまりこういう時には、跳ね返りが強烈で、一気に頂上へ、そういう流れになる可能性もあるということ、、、。


なるほどそういう事情で、これを人生に一度あるかないかの転機とみて無象の輩が、今ウォール街周辺で行脚しているというわけなのか。

となると、韓国の投資家も、もちろん今のこのチャンスを逃さないだろう。
 何しろ、90日の滞在、年間180日の滞在、そのビザ免除。

ハードルがなくなるのです。
面倒がなくなるのです。 

しかもこの絶好の買い手市場。
  

ここ数十年でもっとも良い物件が最もアフォーダブルな価格で手に入るこの時。
 

そして今までとは違い、これからは気軽に行けるハワイの別荘。

尚且つ、この金融不況のリバウンドを期待できる、そういう楽しみもある。
 


日本人はどうする?
 

そして、、
 

あなたはどうする?
  


たとえば海外のジャパンタウンの多くが、今現在その実体はコリアンタウンだったりする現実。
 


韓国人と日本人は好みが似ている気がします。

海外のチャイナタウンとイタリア人街が、なぜかどこも隣接しているように、ジャパンタウンは実情コリアンタウンと一体となっています。

それには何かしら理由と共通点があるのでしょう。

惹きつけられる何かが同じものなのかもしれません。
  



ハワイの景色も、近々一変するのでしょう。

クック船長の前と後のように、デルモンテの前と後のように、日本のバブルの前と後のように、そして韓国人のビザ免除の前と後のように、、、、。
posted by 海外ロングステイ相談室 at 20:00 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○ビザ

2008年11月27日

グリーンカード抽選〆切まであと、、

DV-2010 

応募終了まであと3日
、、。


 
以前記事 


DV-2010
の応募受付は、いよいよ今月一杯で終了となります
(正確にはアメリカ東部時間の12月1日午後12時までです。)

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以前も触れましたが、わざわざ高いお金を払って業者に依頼しなくても、ご自分の力で応募できます


それにこれは知らなかったのですが、実はアメリカ国務省は下記のような日本語の解説文まで作ってくれていたのですね
 
http://www.travel.state.gov/pdf/DV2010-Japan.pdf 

これならますます自分で応募しやすくなります



まだ3日あります
そして週末です
 

業者なんか頼らずに、自力でバンバンやっちゃってください(でも応募は一人一通だけですので、ご注意を。)


海外生活では、最後は「自力」が頼りです。

でも所詮最初の一歩は「イキオイ」だけです

みんな最初は「エイエイヤー」から始まるのです 

 
興味のある方は、この週末、駆け込みましょう 




追記:

尚、多少心配があるとすれば写真のサイズに関してです。
ですから応募する前に、パソコンに保存してあるご自分の写真を国務省ウエブサイトの http://www.dvlottery.state.gov/photo.aspx Photo Validator を使って何度でも試してみてください。
最終的に無事
Your photo is valid. と表示されれば、その写真で応募可能ということです   
posted by 海外ロングステイ相談室 at 20:47 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○ビザ

2008年12月09日

B2ビザにあるドラマ

 一般に短期観光ビザと言われるビザにB2ビザというものがあります

しかし、80年代に日本でもビザウェーバープログラムが認可されたことにより、一般的に観光ビザといえば今ではこのプログラムのことを差すようになっているかもしれません



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BビザにはB1、B2と2種類あります。

一般的に、1が商用、2が観光と分けられています。

ビザの期間はその人によりまちまちです。
半年だったり数年だったりします。

またビザの期間はあくまでビザの有効期限であり、滞在期間ではありません。滞在期間は目的地のイミグレーションでI―94に記載されます。

B1ビザは商用とは言っても、アメリカで職に就いて収入を得ることは出来ません。
その場合にはHやEやLなどのいわゆる労働ビザを取得する必要があります。

またB2ビザを取得しなくても我々日本人は前途のビザウェーバープログラムにより、ビザ無で90日の滞在が認められています。


つまり一般的にはこのBビザをわざわざ取得する必要が少ないのです。


そしてその少ないわざわざ取得する人に対してはその分ハードルも、以前に比べると高くなっているようです。



ふと疑問に思いませんか?

実際にわざわざこのBビザを選んで取得した人たちの滞在目的とはいったい、、、。


B1を取るくらいならLビザを取ることが多い現在、そしてB2をとる位なら2度ビザなしで渡航すればいいような気がします。



そこまでしてBビザを取る理由とは、、?



下記は当相談室のお客様からのメールを転載したものです。




今日は、母が観光ビザをとったときのことをお話ししたいと思います。

最初は、孫の面倒をみるという理由でビザがとれるとは思いませんでしたので、申請していなかったのですが、私と息子の学生ビザをとりに大使館に行った時に、ダメ元で面接官にきいたところ、「可能性はある」と言われました。

そこで、母の書類も改めて揃え、面接に行ったところ、最初は面接官も鼻で笑っていたそうです。

母としては、自分がいないと私の学業が成り立たないことや、とりあえずは4ヶ月間のビザでもよいことなどいろいろ理由を並べ立てたところ、根負けしたのか、あちらから、1年間のビザをくれました。かなり粘ったようですが

結局、こちらの入国審査官からは半年の許可となりましたが、母のビザがあるのとないのでは大違いでした。

まわりに今この内容を話すと、いつも「よくビザがおりたね」と驚かれます

ダメと言われても粘ることが大切なようです。








Bビザにはこういう素晴らしいドラマが詰まっているのですね



このお母様の気丈な交渉、、、、、。

きっと、ただただ子供のために孫のために、その強い気持ちからの行動だけだったのでしょうね。


タフにネゴシエーションし勝ち取ることが重要ではなく、勝ち取ろうとしてタフにネゴシエーションをしようとするその姿勢こそ最も尊いということを改めて感じました。


このお母様の目的はBビザを取る事ではもちろんありません。
ビザ取得は、「目的」を遂行するための手段でしかありません。

だからここでどういう結果がでていようとも、目的である「子供と孫のために」は、たとえば今日本に居ながらだったにしても遂行していたはずです



勝ち取るものは「何のために?」、それがあるからタフにネゴシエーションできます。



運悪く勝ち取れないこともあります

でも「何のために」がはっきり分かっていれば、また別の方法で別のアプローチで、「何」そのために、それを勝ち取ろうと、またタフにネゴシエーションするだけです



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posted by 海外ロングステイ相談室 at 20:33 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○ビザ

2010年05月10日

グリーンカードと不動産

緊急告知
5月12日付けのハワイの現地新聞にて、固定資産税未納により本年度差押えられる予定の日本人所有の不動産区画が、その実名入りで告知されました。
お心当たりの方、ご家族の方、ご一報下さい。まだ間に合います。対策はあります。


さて、、、、

先日も「相談室」のホームページ宛に

アメリカのグリーンカードを取得することに興味があります。
抽選プログラムということですが、不動産等を持っている方が有利という話も聞きました、、、”

というようなくだりから始まるご質問を頂きました。


実はこのような意味合いのお問い合わせは非常に多いです。

中には不幸な話ですが、
そのために既にハワイなどで土地を購入した、、、という方からの切羽詰ったご相談を頂いたこともありました。


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さて、まずシンプルに結論をお話しておきます。


 アメリカの永住権取得に関して、不動産とグリーンカードとの間には一切何の関連性もありません。  


それではアメリカの永住権を取得するためにはどうしたらよいのか?

 「申請し、取得する。」

単純に言いますとこれが答えです。


さてそれでは具体的に、「誰が?」「どこに?」「どうやって?」、、、、 を知らなくては事は進みません。


まず(誰が)に関してですが、
米国移民局で定められている優先順位カテゴリーが上位であればあるほど永住権所得の取得が優先的に成されるとされています。ちなみに、
親族が米国市民である、というのが通常優先順位の一番上にきています。
その後は、たとえば、特殊能力がある、学歴が高い、米国内の雇用を促進できる、そういうことを基準にかなり具体的に優先順位が決められています。(具体的には在日米国大使館のホームページで常に最新情報を得るようにしてください。)

次に(どこに)ですが、
そのことを移民局(移民局へ申請し、自国の米国大使館で面接を受けます)に申請し証明します。

最後に(どうやって)は、
普通は、夜なべして自分一人でようやく作成した拙い申請書を使わずに、やはり専門の移民弁護士に依頼し、より正当性の高い濃密な提出書類を作成してもらい、その後インタビューに臨むのが一般的です。

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尚ご周知のように、こういう一般的なやり方とは別次元で、米国には宝くじのように抽選で永住権を与えるという一風変わったプログラムもあります。
 

ちなみにこのシステムでは、米国内の各国人口比率と関連していて、毎年国別に人数が決められています。
そしてそれは友好国とか敵対国とかいうことで決められているわけではなく、あくまで特定の国の移民だけに偏らないようにということで決められています。
ですからたとえばこの抽選プログラムにカナダやイギリスの枠はありませんが、北朝鮮やイラクの枠はきちんとあります。 

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我々日本人は幸運なことに、米国内に合法的にビザなしで90日滞在できますし、そしてあくまで数字上ですが合計で年間182日まで滞在できる可能性だって持っています(90日+90日+2日)。
※もちろん本当にこれはあくまで数字上の可能性の話ですので、必ず182日滞在できるということではありません!
つまり年間滞在が183日以上となると納税者としての義務が発生しますので、年間の過半数滞在は非居住外国人と見なされなくなるので、結果として183日以上の滞在には何らかのビザが必要となり、ビザなしで滞在できる年間最大日数が合計182日ということに数字上はなるというあくまで仮定の話です。

尚アメリカの場合には、空港で貴方を面接するイミグレーション担当官がその全権を握っています。
そしてその決定はたとえ上官でも覆すことは適いません。
ですから万一貴方の入国のどこかに疑念を抱かれた場合、そしてたとえ滞在予定が90日未満であったとしてもそれを拒否されることもありますのでご注意を。(つまり90日というのはあくまで可能性の上限ということであって、権利ではないということです。)

ともかく、一回の滞在で90日間、、、結構な長さです。

いろんなことができます。


ビザなしですから、
現地で仕事をして報酬を得ることはできませんが、今の時代カカアコのコンドにいながらでもインターネットを通じて日本へ仕事の指示もできるでしょうし、またビザのいらない語学学校や各種スクールだってあるので、十分「生活」はできるでしょう。


またビザなし生活の場合、たとえ年間182日滞在(しつこいようですがあくまで数字上のことです)したとしても、その拠点は日本ということですので、納税は日本ですることになります。 

当然と言えば当然なのですが、実はこの点は貴方が今後永住権を取得するべきかどうかの核心でもあるのです。 

もし貴方が何かの理由でアメリカの永住権を取得した場合、当然アメリカに対して納税義務が生じますね。

でもそうなると今後は貴方が今まで知っていた日本の納税システムと少々事情が異なってきますのでご用心。


たとえば貴方は今年は仕事の都合でアジアのある国へ赴任され、日本へもアメリカにもほとんど行けなかったとしましょう。

一般的に考えて、もし貴方がアメリカ永住権を持たない普通の日本人の場合、貴方の所得税申告はその赴任先の課税レートで納めることができますね。そしてそれは日本に比べてかなり割安であることが多いですね。

しかしもし貴方がアメリカの永住権を持っていた場合、事情は異なります。
アメリカでの貴方の滞在日数には関係なく、たとえ貴方が世界のどこにいようが、貴方には常にアメリカの課税レートでアメリカへ納税する義務が生じます。

つまり日本の納税は対所制を採用しているのに対して、アメリカのそれは対人制だということです。

世界中どこにいても貴方がアメリカの市民権や永住権を持っている限り貴方の納税先は変わらないということです。 


どんなことにもやはり一長一短があります。

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それにしても、

不動産所得が永住権取得にリンクするというふうに誤解されている方は意外に多いです。

そして中にはそれを理由に怪しげな不動産会社から高額なハワイの不動産を買わされたというご相談を聞くことも少なくありません。


繰り返し申し上げます。
アメリカ不動産を買ってもグリーンカードは付いてきません。


うわさ、、、

それはもしからしたら、Eビザと呼ばれる投資家ビザがアメリカで投資しなければならない金額や、更には永住権取得には50万から100万ドルのビジネスを投資しなくてはならない、、といわれていることに所以するのではとも推察します。

それが50万ドルの不動産を購入したから永住権が得られると、、、そういうような誤った解釈になっているのかも、、、とも考えます。

更に言いますと、そもそもEビザや永住権を取得するのに「いくやいくら投資したら必ず取得できる」という決まりがあるわけではありません。

出ている数字はあくまで目安ということでしかありません。

ビザ取得には結局のところ、優秀な移民弁護士がどのようなコネクションを使い、どのような書類を作成し、クライアントの持っている個性や経歴のどの部分を誇張するか、にかかっているといっても過言ではないと思います。

したがっていくら高額のビジネス投資したからといって必ず永住権が取得できる保障はないですし、逆に少ない投資でも取得できる可能性も十分にあるのです。
  


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アメリカの不動産は実は世界でも稀有な存在です。

ほとんど制限というものがないからです。

貴方でも私でも、サンフランシスコからでも、さいたま市からでも、今すぐにでも購入することができます。

更にはハワイ不動産、四方を海で囲まれたこの世界の楽園の価値は、その特殊な歴史による不動産の希少性と世界の誰もが知っている楽園としての価値が相まって、実際にこれほどまでに世界中で信用性のある不動産取り引きがなされている地域は他にあるかと思えるほどです。


圧倒的な財産価値と、簡単でシンプルで透明な手続き、これこそが世界でも稀有な存在なのです。 



たとえばアジアの多くの国では、外国人がその土地の不動産を取得する場合、数多くの制限を設けていることの方が多いです。
名義のこと、金額のこと、様々です。
オーストラリアにしても外国人は新築物件しか買えない、とかあります。

でも実は本来はこういう制限を設けている国の方が世界では一般的なのです。
考えてみれば当然のことです。
どの国の政府も自国民を保護することが大前提なのですから。


しかしながらアメリカの不動産取り引きにはそういう制限はまったくありません。

ビザなしの非居住外国人でも簡単に、今すぐにでも自分名義の不動産を所得することができます。

しかもわざわざ現地へ赴くことなく、たとえばここ東京からでもその全ての手続きを完結することも容易にできます。

更にはたとえ空き地を購入した場合だって建築条件がない分譲地は結構あります。


そういうことで、投資案件としてみても現地の人と同じ条件で取り引きができるアメリカ不動産というものは非常に稀有な商品ということになるのです。

たとえば外国人である貴方がそのまま横浜に暮らしながらハワイの不動産を購入し、それをハワイの現地の人に貸し、家賃収入を得る。
そういうスタイルは至極当たり前の日常です。
 
そしてもちろん、こういう不動産投資はその規模を大きくしていくうちに、当然ビジネスにもなりますね。
そしてある一定金額以上の家賃収入が入るようになってくると、現地で人を雇うことになるかもしれませんし、、、、、。
もしかしたら
 そういうことがつながっていくと、いずれは、ビザや永住権を申請するようになってくるのかもしれません。

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ビザや永住権については、とにかく在日米国大使館のホームページなどで最終チェックするようにしてください。 

半分聞きかじりの情報や、商売付きの専門家の意見は、少々危険な場合もあります。

私もこのブログやホームページにビザのこと不動産取り引きのことについていろいろな角度からたくさん記載してありますので、宜しかったらまた読み返してみてください。

そしてその上で、最新情報や最終チェックについては業者ではなくて必ず米国大使館のホームページでされ、そしてやはり最後の最後の踏み出しはやっぱり自己責任です。

大丈夫、貴方なら必ずできます。



海外ロングステイ相談室


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posted by 海外ロングステイ相談室 at 11:05 | ホノルル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ○ビザ

2017年06月29日

入国拒否‼️(ハワイ0泊弾丸旅行)

先月当ブログでも告知しましたように、6月2日に成田空港からいつものようにハワイへ向かったのですが、しかし、その翌日に再び日本へ戻ってくることになるとはもちろん全く予想していませんでした。




これでもかれこれもう25年以上、米国で暮らしたり関わったりして生きてきたのですけど、今回の出来事は全く初めての体験でした。まだまだ初めてのことあったのですね(苦笑)


その朝ホノルル(ダニエル・イノウエ)空港へ到着して、そしてイミグレーションの列へ並びます。
あいにく自動のセルフチェックインの方は先の到着便からの人だかりで、空港係員の誘導で通常入国審査の列に並ぶことになりました。

毎日日本から3、4千人の観光客が訪れるハワイですから、いつものように混んでいます。


ヒロへの乗り継ぎ便までは、小2時間ありました。
なので空港を出たら、ザ・バスに乗りディリングハムまで行って朝食を食べて来ようと、いつものように呑気に考えている僕がいます。


いつも混んでいるハワイでの入国審査ですが、1人で審査を受けている人というのは、あまり見ません。やはり圧倒的に家族づれが多いように見受けます。

ハワイだから、独り旅が特別少ないのかどうかというのまではよくわかりません。
そもそも一人旅の旅行者が格段に多い旅行先というのがあるのか?
もしそういう場所がもしあるのなら、興味津々行ってみたいように思ったりと、そんなくだらないことを、並んでいる間は結構時間が長いので、審査を待つ間考えていました。


何組目の家族づれの入国審査が終わり、いよいよ僕の番です。
いつものように(さあ今まで何十回、いやもしかすると百回以上?この場に来たことやら)、目的を言い、指紋をスキャンし、顔写真を、と進んでいきます。
何も変わったことありません。全くいつものとおりです。
ただ最後の一言がいつもと違っていました。

入国審査官はブースから降りて来て、僕へニッコリと「こっちへ来て」とうながします。
もちろん僕はそのまま素直に彼女の後をついていきます。この経験なら何度かはあります。
「そうか、別室か、、、そうなると今回はディリングハムでの朝食は無しか、、」なんて呑気に頭の中で思います。


ホノルル空港内は向かって左側にバゲージクレームへ降りるエスカレーターがあり、そしてその真反対の右側に「別室」があります。

1番遠周りの1番右側に入口があり、そこに入り待合室のようなところへ通されます。
ここでしばらく待つように言われ、同時にバゲージクレームに幾つ荷物を預けてあるか聞かれます。

Wi-Fiのスイッチを入れ、iPhoneの電源を立ち上げてメールをチェックしながらしばらく時間を潰していると、だいぶ経ってから「ここ携帯禁止ですよ」と声がかかります。
「ごめんね」と笑顔で応え、iPhoneをしまい、壁を見たり、他の人たちのやり取りを聴きながら待つことにします。



入国審査官は皆んな腰に拳銃をぶら下げているので、大きな権限を与えられているのだろうなあとふと思ったりします。
しかも彼らは独任官庁で、絶対的な存在です。
また腰の拳銃というのはそれだけで絶対的なものを感じさせます。日本の警官の拳銃は普段ケースに覆われているせいかあまり威圧感がない気がするけど、米国のはむき出しですぐに使えるところが、なんというか実用的というか、日常感が漂っていて、威圧感があると思う。

でもそんな人たちが、カウンターの向こうで同僚の誰かが買って来たドーナッツの大箱から一人また一人と嬉しそうにドーナッツを取り、すぐかじり、そのまま手に持ちながら、僕のようなこの「別室」送りの外国人の審査をしている、「おいおいそんな指で、パスポートに、砂糖ついちゃわないか、、」と思っているのはきっと僕だけなのか。



やがて僕の名前が呼ばれる。でも僕が通されたのは、ここにいる多くの人たちとは違いカウンターではなく、更に別室のオフィス。

そして最初に聞かれたのは「英語わかりますか?」ということ。
もしかすると「わからない」と言って通訳を呼んでもらった方が良いのかもしれなかったけど、ついつい矢継ぎ早の一般質問に反射的に英語で答えていた。しゃーない、、


一般論として込み入った話をする場合やはり通訳がいた方が話は伝わりやすいものです。でもその通訳がどういう通訳かということだってある、言葉は通じても真意は通じないということだって意外とあることも確かです。
そういう意味では五分五分です。
しゃーない、開き直ろう。
起こってしまったことは起こってしまったこと、もうやるしかない。



「別室のそのまた別室」のドアは閉められ、目の前には小柄な黒人の審査官、そしてその横にアジア系のクールな審査官。普通は一対一で取り調べされるものだろうけど(少なくても僕の経験上は)、どうやら今回はこのコンビで審査をするようだ。
喋りは主に小柄の方がして、それを時々クールが訂正している、きっと新人とその上司ということかもしれない。それにしてもクールは全く笑顔一つない、何か嫌なことでもあったのだろうか?


また最初から質問が繰り返される。
「入国の目的は?」
「滞在日数は?」
「滞在場所は?」
「仕事は?」


その後質問は具体的になってくる。
「滞在する家は誰の家?」
「支払いは誰が?」


ひと通り質問が終わり、また「別室の待合室」で待つように言われる。
iPhoneが使えないので、ヒロ空港へ迎えに来てくれる予定の友人へまだ連絡もできない。でもまだまだ時間はある。また壁を見て時間を潰すことにする。


その間もカウンターでは別の取り調べがされている。

なぜ僕は「別室の別室」で、多くの人はこのまま待合室の中のカウンターでしているのだろうと思う。もちろんその答えはわからない。


カウンターの向こうから英語で質問が飛ぶ。でも相手の日本人らしき女性の方はその意味が全くわからないようだ。
僕は座りながら壁を見ながら、カウンターへ聞こえるように通訳してみる。

かつおダシとか、饅頭とか、そういう言葉が多い。
持って来た荷物のことを訊かれているのだろう。


「仕事は?」と聞かれて、彼女は「アルバイト」と答えて、もちろん審査官はそのドイツ語を介さないのだろう、僕が「パートタイマー」と壁を見ながら答えて、この二人とニッコリ笑い合い、少しだけ気持ちが通じ合った気がした。どこでも人は通じ合えるのだ。心は須らく素直で柔らかくありたいものだ。



やがて「小柄」が「別室の別室」の扉を開け、ぐるりと一瞥し、僕を見つけ手招きする。
まだ若そうだ。でも老けて見える。なぜだろう?


「小柄」の後ろには「クール」がいて、やはり苦虫を潰したような顔をしている、なかなか問題は解決しないらしい。


「持ち物検査してもいいか?」
強制ではなく一応任意なのか許可を求めるらしい(過去、別室送りは何度かあったけど、ここから先は今回初めての経験だった。)


もちろん「ノー」と言えるわけもない。了承して、そして連れ立って「別室」を出て、バゲージクレームへと向かう。途中なぜかエスカレーターは使わずにエレベーターで皆で下へ降りる。マニュアルでそう決まっているのかもしれない。


そういえば荷物だって、「別室」へ誰かが持って来てくれれば良いものをと思うのだけど、わざわざ僕を連れて連れ立ってバゲージクレームまで行き、すでに降ろされていたスーツケースを自身で持たせ、それを通常の税関のところで衆人環視のもとで検査するのだ。これももちろん意味があるのだろう。


しかし荷物検査の際には、僕がそれに触ることは許可されない。

審査官がいちいち「これは何だ?」と荷物を指し訊かれるたびに、それに答える、それだけだ。

尚、検査の後整頓して彼らが元どおりに片付けてくれることもない、だから財布の中のものも、小物も大物もあちこちに乱雑に仕舞われることになる。これもまあシャーない。


荷物検査が終わり、またずらずらと連れ立ってエレベーターに乗り、最初の「別室の待合室」へ戻り、再び待つように言われる。

ただ初めてそこで僕は、「乗り継ぎ便まで時間あまりなくなって来たのだけど、、」と「小柄」へ言ってみた。小柄は「大丈夫、大丈夫」と笑顔で答える。ほんとかよ、、


また壁を見て過ごす。
貼られているチラシの類を一つ一つ読む。
残念ながら興味が惹かれる記事は何もなかったけど。


カウンターの中から、今度は「クール」が僕を呼ぶ。
僕の家族の名前と誕生日を聞き、住所を聞き、そのあと指紋と顔写真の撮影となる。
「クール」にも同じ質問をしてみる。「乗り継ぎ便まで時間大丈夫だろうか?」
彼は「我々は職務を果たしているだけだ。それ以上でもそれ以下でもない。」と、語気を強めて言う。
なるほど、ごもっとも。


OKAY, シャーない。もし間に合わない場合は、次の便へ変えてもらうように、飛行機会社で頼めばいい。よし、こうなったら、覚悟を決めよう。


「小柄」がまた僕を手招きする。
そして再三訊いたことと同じような質問をまたする。

それにいても何度同じようなことを訊けばいいんだ、、、

ん?

いや、ちょっとさっきまでとは違う。
なんと言うか、こちらがイエスかノーでしか答えられないような、そんな聞き方に質問が変化している。そしてそれは、どうも嫌な感じが漂う。

だから質問に対して、僕が真意を伝えようとイエスノーではなく別の文章で返そうとすると、後ろの「クール」が、イエスなのかノーなのか?シンプルに答えて、と遮る。


しかしそれでは真意は伝わらないと、この時僕は初めて抵抗してみる。


また質問が始まる。イエスかノーか?「小柄」が聞く。


まずいことになるかも、この時そう感じた。



そして、案の定まずいことになった。



しばらくまた待合室で壁を見て過ごしたあと、再び「小柄」に呼ばれた僕は、今度は「宣誓供述書」を作成されることになった。
宣誓をし、向こう5年間記録として保管されるという公的文書がこれから作成されようとしていた。


供述書に記載される質問の内容は、だいぶシンプルになっていた、そしてそれはあまりにシンプル過ぎて、つまり僕にとっては一言では答えにくいものばかりで、途中途中で止まることになった。その度に「クール」が質問を別の言い方に直し、答えやすくして、進めていった。



そうして作成した供述書の最後に、僕には「入国拒否」が言い渡された。

その言葉を聞かされた時、体が震えた。

なぜ?



何が起こった?




「弁護士へ連絡をしてもらえないだろうか?」
ようやくに僕はそう言った。

「クール」は静かに「許可できない。」と答えた。


「では僕に今与えられた選択肢は何ですか?」


「乗って来た航空会社の今日の飛行機で帰国するか、さもなくはジェイル(留置所)へとなります。」と「クール」はクールに言い、更に続けた。

「尚その最後の飛行機は今から20分後に離陸します。」


※入国拒否の場合その人を乗せてきた飛行機会社が責任を持って帰国させる義務がある。


「なぜ入国拒否なのですか?」

「許可されたビザの適用範囲を超えていると判断しました。あなたはあなたの目的にきちんと合うビザを取得した上で、米国へ入国しなくてはなりません。」
「よって、連邦政府より与えられた権限により、私は今回のあなたの入国を不許可とします。」

身体中に脱力感が襲って来たけど、でも起こってしまったことは仕方ない。
他に選択肢がない、ならばこれからのこともあるのだし、これ以上揉めることは得策ではない。


そして今、時間はもうほぼない。既に20分を切っている。

ここからは「小柄」の読み上げる文言の後に、言われるままにただただ事務的にデジタルサインをした。


喉がカラカラに乾いていた。
「クール」に
「水を一杯くれないだろうか?」
と言うと、彼はすぐに他の係官へボトルウオーターを手配してくれた。

冷たい水を飲み少し落ち着いた。
僕は「クール」にありがとうと言った。あいかわず彼の表情はクールなままだった。


また他のビザを取ってから入国して下さい、と「小柄」は言った。
「入国できるのかい?」
「大丈夫、大丈夫。」と「小柄」は、やはり笑顔でそう答えた。




入国審査官から、(多分)空港警察官へと僕の身柄とスーツケースはが引き渡された。

空港警察官は僕のパスポート入りの茶封筒を持ち、僕へ「こちらへ」と促した。

そしてそこからが大急ぎだ。
「別室」脇のトイレのその脇のドアを入り、そこは多分審査官たちの詰所といった場所のような、そこを抜け、更に廊下を抜け、するとあっという間に出発ロビーの向かって右側に出た。


そこにはハワイ旅行を楽しんだであろうたくさんの人たちが列を作り、チェックインを並んで待っていた。

空港警察官と僕はその列を無視し、一番前へ行き、航空会社カウンターの地上乗務員へ封筒を見せてた。
担当者は慣れたように(さすがです)、モニターを見て席を決め、僕からスーツケースを預かった。

離陸まであと10分強。


続いてボディーチェックの列もすっと割り込み、警官と一緒にいきなり最前列へ行き、荷物検査とボディーチェック、そして急ぎ足でターミナルへ、

「もう携帯使えるよ。」
と警官は言い、

僕は迎えに来てくれるはずだった友人へ電話し、その後幾人かへ大急ぎでメールを何本か送った。


飛行機へ乗り込むのも即。一番最初。

でもパスポート入りの封筒は、乗務員へ預けられ、日本に着いてから受け取るということと言われた。
なるほど、万一の逃走防止という意味なのかもね。


急遽の搭乗ということで、席は(恐らくは本当はそこは空席となるはずだったのだろう)三人がけの通路側、窓側には幼児連れの夫婦、しかも通路を挟みそのまた隣も幼児連れの夫婦、という席。
もちろん僕に選択権はない。何しろ「強制帰国か留置所」かなのだ。



さすがにこの時になると、疲れが出ている。
ビールを頼んで、寝ようと思う。

でもどうしても眠れない。
疲れているはずなのだけど、眠れない。

その上、食欲も出ない。機内食は全て手をつけないで残し、ビールだけ2本飲む。

眠れないので、映画を観る。
ある日突然電気が使えなくなった日本の普通の家族のロードムービーと自殺をしようとしていた老人の近所に引っ越して来たインド人家族との交流の北欧の映画を観た。どちらもおもしろかった。

でもまだ眠れない。
両隣からは代わり番こに幼児の泣き声がする。その度に親御さんに申し訳なさそうにされるけど、でも申し訳ないのは本当は僕の方。本来ならこの席には誰も座っていなかったはず。余計な僕が突発的にここに座ってしまっているので、本当は申し訳ないは僕なのですよ、と心の中で謝るだけ。



やがて日本へ到着間際となった時に、乗務員さんから「最後まで残っていただき、私と一緒に降りていただけますか?」と言われた。もちろんこれがデートの誘いではないのはわかっている。


「ところでこの税関申告書、僕も書く必要がありますか?」
「念のため書いておいて下さい。」
「わかりました。」


飛行機が着陸し、再び両側の夫婦からお詫びをされる。
皆良い人たちだ。
楽しいハワイ旅行だったのなら良いな。
この子たち、きっとハワイの記憶はないんだろうなあ。でもまた来ればいいね。



帰国。

昨日発ったばかりだけど。

降りぎわ、最後のお客となった僕に茶封筒を渡す乗務員。

「お疲れ様でした。」
素敵な笑顔で、お陰で疲れが吹き飛びます。
「お世話になりました。」



イミグレーションで茶封筒からパスポートを出し渡す。
「何かあるんですかね?」と聞いてみる。
「いえ、自分の国ですから何もありません。」
なるほど。


次に税関へ行き、これどうしますか?と申告書を差し出す。
「実は入国拒否となってしまったので、だから入国していないので、荷物昨日と何も変わっていませんので、、」
「ああそうなんですか、わかりました。」
たったそれだけ、申告書を受け取り、そのまま自動ドアへ。

自分の国ってそういうことなんですね。
なんか拍子抜けではありますが。
でもこれ以上込み入ったことは、今日は少なくても勘弁願いたかったので、安堵は安堵です。



成田空港、

電車へ乗り着席すると、早速にあちこちへメール。

何しろハワイへやって来るお客さんがいるので、やっておかねばならない様々な段取りがあります。

ハワイからの帰国便に乗る前に電話とメールしておいた現地のスタッフ達と再度調整メール。

お客さんへ何とか不便のないように。不安のないように。




そして翌朝はハワイと同じ時間に目を覚まし、パソコンで遠隔仕事。
向こうに居るときのようにとはさすがに同じようには無理でも、極力不便のないようにしなくては。


もちろんその後は、現地の別の人間へどんどん引き継ぎ。



ハワイ0泊弾丸旅行の翌日からはしばらくはそんな風にハワイと同じ時間に起きて、パソコンの前で待機して、細かな段取り調整が終わり次第どんどん引き継ぎをして。そんな風に過ごしていました。



そして今、ハワイの弁護士へ今回のことを連絡し、新しいビザを取るための作業中。
(いろいろなところから書類を取り寄せたり、それを翻訳したり、必要な申請をしたり、手配をしたり。)




やはり、前しか向くつもりはありません。


何事も経験だと思っています。


可能性がある限り、あきらめるつもりはありません。


これもまた何かのチャンスだとも思います。

あるいは、ひとつの何かの区切りかもしれません。


でも今はまだわかりません。

後で振り返り、ああそうだったんだあ、となることでしょうけど、今はわかりません。

今はやることを、やれることと、やるべきことを、しっかり考え、やるだけです。

結果については今あれこれ思っても仕方ありません。


なるようになります。(当たり前ですね)


でも、やれることをやったそれと、ただ漫然としたそれでは、成った結果は違っているはずです。





今回のお客さんは先週末無事帰国しました。

ハワイの10年来の頼りになる友人がその後全てそのお客さんのことを引き継いでくれたので、結果僕がする以上にそのお客さんにはとても良い結果となったみたいで本当に良かったです。

もともと僕の仕事は、ハワイ生活の最初と最後にだけ特化したものの方が多いので、最初を過ぎたら、今回のお客さんのケースのように次の段階へ進む時には、現地のよりそれに適したスペシャリストへバトンタッチした方が良いと思うので、タイミングも期せずしてあっていたのだと思います。



さあ、次は僕のビザです。

どういう風に取っていくか、これについてはまたおいおいこのブログでもアップしていきますね。






「海外ロングステイ相談室」ができて今年で9年になります。

でも最初の頃となーんにも変わってはいません。

いつでもここはあなたのための個人的な相談室です。

今思案中の方、セカンドオピニオンが欲しい人、どうかお気軽に何でも訊いて下さい。



特に今回新しいビザが取れるまで、必然的にその間ずっと日本(東京)に居ることになりますので、(東京もしくは近郊であれば)直接お伺いしお話を訊かせていただくこともできますので、どうかお気軽ご連絡いただければ幸甚です。

お会いできますこと、楽しみにしております。


Warmest Aloha,

笹本正明
海外ロングステイ相談室
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